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ソニーがさまざまな変調方式に対応したTVチューナー復調モジュールを商品化

2002/05/13
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BTD-UB451シリーズ
●ソニーは、ひとつのハードウェアと各種復調ソフトウェアの組み合わせで、アナログ放送とデジタル放送の複数の変調方式に対応できるテレビチューナー復調モジュールを商品化した。2002年5月より、米国と韓国における地上波とケーブルのアナログ放送であるNTSC-M方式、 地上波デジタル放送のVSB変調、ならびにデジタルケーブルテレビのQAM変調に対応した「BTD-UB451シリーズ」をサンプル出荷していく。

近年、放送サービスの高機能化と周波数の利用効率の向上を目指したデジタル放送が開始され、従来のアナログ放送に加えて、多彩な映像を受信して視聴できる環境が世界各地で整備されてきている。しかし、混在したアナログ放送とデジタル放送を受信するためには、 各放送の変調方式に対応した専用のテレビチューナー回路を組み合わせてテレビ受像機などに搭載する必要があり、製品の部品コストやスペースの削減、低消費電力化を図るうえで課題となっていた。そこで、同社は、特定の変調方式専用ではなく、共通ハードウェアと各種復調ソフトウェアからなるシステム構成で複数のテレビ放送方式に柔軟に対応できるテレビチューナー復調モジュールを開発。これにより、テレビ 受像機やパソコンの設計にあたって、チューナー復調部の小型化やコストダウン、低消費電力化などを実現することができるようになった。(AVレビュー編集部)

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製品スペックやデータを見る
  • ブランドSONY
  • 型番BTD-UB451
  • 発売日5月下旬(サンプル出荷)
  • 価格\35,000〜
【SPEC】●受信信号帯域(入力インピーダンス):57MHz 〜890MHz(不平衡75Ω) ●復調出力:NTSC-M→映像/10bitデジタルコンポジット、音声:32、44.1、48kHzデジタル ※米国音声多重方式BTSCに対応 VSB→8VSB(ATSC)対応、トランスポートストリーム  QAM→64/(128)/256QAM(ITU J.83 Annex B)対応、トランスポートストリーム ●電源:32V(5mA)、9V(250mA)、5V(200mA)、3.3V(100mA)、1.8V(550mA) ●消費電力:最大4W ●動作温度:0〜45℃ ●外形寸法:123.8×43.5×14mm(RF端子部を除く) ●質量:72g