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リアルネットワークスとソニー、デジタルコンテンツ配信技術分野の協力を強化

公開日 2002/05/01 18:00
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●リアルネットワークスとソニー(株)は、デジタルコンテンツ配信ソフトウェア技術に関する戦略的提携を結んだ。ソニーはまた、リアルネットワークス株の約1%を取得することにも合意した。今後両社は、ソニーの様々なデジタル機器に向けたデジタルコンテンツの配信に必要なソフトウェア技術に関してさらに協力を進めるそうだ。

リアルネットワークスとソニーは著作権保護された電子音楽配信環境の実現に向けた戦略的提携合意(2000年1月既報)以降、ソニーの音声圧縮技術「ATRAC3」や著作権保護技術「Open MG」と、リアルネットワークスの製品である「Real Player」や「Real Juke Box」などを統合して、多くのパソコンユーザーやソニーのハードウェアの利用者に提供してきた。今回の合意は、既存の提携をさらに強化することを意味しており、また、パソコンのみならず新世代のネットワーク対応家庭用機器へのデジタル音楽・映像コンテンツのネットワーク配信の急速な広がりに対応するもである。両社は今後、デジタル配信ビジネスを拡大する、扱いやすい技術を共同で提供していく。

両社は今回の合意によって、次のような協力関係を設定した。
・「ATRAC3」のリアルネットワークス製品へのさらなる統合
・リアルネットワークス製品のソニーの幅広いネットワーク対応家庭用機器への採用
・ソニーのポータブルオーディオや「Net MD」のような「Open MG」機器における「RealOne」などのリアルネットワークスのソフトウェアの互換性強化

また、「Open MG」をリアルネットワークスのデジタルコンテンツ配信技術に組み込むことも検討している。ソニーはこれらの統合されたデジタル配信技術をソニーのネットワークオーディオ製品やソニーコンピュータエンタテインメントのプレイステーション2など、様々なネットワーク対応家庭用機器に採用することを計画している。

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