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渋谷パルコのシネクイントが松下の最新型デジタルプロジェクターを設置

公開日 2002/04/25 19:25
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●(株)パルコと松下電器産業(株)はパルコが運営する渋谷の映画館シネクイントに、松下電器のデジタルシネマ上映システムを設置すると発表した。この度設置が決まったのは最新大型映像DLP方式プロジェクター「LIGHTIA9610J」、QuVIS社(米国)のハードディスクプレイヤー「QuBit[TM]」である。国内のデジタルシネマ上映環境は現在のところ、大手映像興行会社やシネコンなどの一部劇場にしかなく、シネクイントのような独立系単館劇場としては日本で初めての試みとなる。

同館の第1弾上映作品は7月20日より矢口史靖、鈴木卓爾両監督による、渋谷パルコを舞台にした短編5話からなるオムニバス映画『パルコフィクション』がレイトショー上映される。本編の制作には松下電器の「DVCPRO HD 720P」バリアブルフレームレートカムコーダーが採用される。

パルコは今後、デジタル映像での劇場上映を積極的に展開していく。松下電器もデジタルシネマ用HDカメラや上映用の大型映像プロジェクターを開発・販売しており、今回のパルコとの共同展開により、同社のハードシステムへの市場ニーズのフィードバック、及びデジタルシネマコンテンツの普及加速化を目指していくものである。両者は今後、110°CSデジタル放送で展開する蓄積型双方向サービス『ep』での短編映画放送を検討するとともに、短編映画の作品確保へのアライアンスも視野にいれた活動を積極的に進めていく予定である。
(Phile-web編集部)

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