HOME > ニュース > 松下電器、国内地上デジタル放送用OFDM復調LSIを開発

松下電器、国内地上デジタル放送用OFDM復調LSIを開発

2002/04/17
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
国内地上デジタル放送用OFDM復調LSI
●松下電器産業(株)は、国内の地上デジタルテレビジョン放送方式と地上デジタル音声放送方式に完全準拠し、業界最高の妨害除去性能・移動受信性能と、システムの低消費電力化を実現する地上デジタル放送受信機向けのOFDM(注)復調LSIを開発した。サンプル出荷開始は2002年5月、サンプル価格は10,000円。

本開発品により、国内の地上デジタル放送への移行期における視聴エリアの拡大と、車載端末・携帯端末等を用いた新たな放送サービスへの応用が期待できる。同社では「これにより地上デジタル放送の普及に貢献していく」としている。

本開発品は、アナログ放送の混信による妨害に対し、同社従来比30倍という業界最高の妨害除去性能と、同社従来比10倍の移動受信性能を実現。低消費化も押し進め、消費電力は300mWとなった。(Phile-web編集部)



注(OFDM):多数の搬送波を用いて変調・多重を行う伝送方式の一つ。欧州や国内の地上デジタル放送の伝送方式に使用されている。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク