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地上波デジタル放送のスタート延期。開始は05年以降

公開日 2002/04/12 16:01
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●朝日新聞の報道によると、総務省と放送業界が地上波デジタル放送の本格的なスタート時期を事実上1〜2年延期し、05年からとすることで基本合意した。

修正計画によると、03年12月ごろに首都圏で地上波デジタル放送が受信できるのは、NHK総合が東京都港区の東京タワーの親局から10キロ圏内(環状7号線の内側地域)の数百万世帯。民放5局は東京・多摩地区での混信解消のめどが立たず、東京タワーから1キロ圏への微弱電波を出すだけとなる見通し。東京都区部をカバーする全局による本格放送は05年以降にずれ込む。

従来案では、03年末には東京、大阪、名古屋の都市部で全チャンネル放送を始め、06年に地方中心都市、遅くとも11年までに全国全域で受信できる計画だった。しかし、計画の実現には、11年まで全国で並行して放送を続けるアナログ放送との混信解消が課題。その対策が必要な地域が当初想定より多く、デジタル放送の拡大計画を大幅に縮小せざるをえなくなったという。(Phile-web編集部)

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