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松下電器、デザイン部門を社内分社化した「パナソニックデザイン社」を新設

2002/03/08
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●松下電器は、社内分社や関係会社に分散していたデザイナーのマネジメントを集約・一元化し、ブランド戦略・デザイン総合戦略の推進やリソースの最適配置を行う「パナソニックデザイン社」を4月1日より新設する。

これにより、従来の個々の事業に密接したデザイン体制から社内分社という自主責任経営の「独立運営型」とし、マーケットと技術開発両面からのデザインを推進する。また、個別の製品だけを考えたデザインマネジメントの弊害をなくし、デザイン面からブランドアイデンティティを確立していく。

このデザイン部門の新体制において、ユーザーに新鮮さと驚きを与え、購買意欲を喚起して新たに需要を創造する「革新デザイン」を創出するため、下記の取組みを行っていくという。

1. 経営重要度に相関したデザインテーマのランク付けとそれに基づいた戦略的なデザイナーの配置を行うとともに、デザインの市場での評価をフィードバックし、お客様の評価を商品開発・デザインに反映させる。

2. 重要デザインの方向付けを開発プロセスの早い段階に行い、お客様の声を適切に取り入れた革新的な商品開発を牽引する。

3. 専門能力認定制度の新設により、実績に応じたデザイナーの選抜を行なう一方、成果主義型の賃金体系を適用する。

4. 活動拠点は、現在の拠点に加え、今後国内では首都圏、海外では欧州・米国に拠点を設け、より高いデザイン性を目指す。

(Phile-web編集部)

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