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東芝、CCD並みの高画質を実現するCMOSイメージセンサーを開発

公開日 2002/01/24 17:51
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業界トップレベルの高感度特性を実現した低消費電力駆動センサー
●東芝は、携帯テレビ電話やノートパソコンなどに搭載されるCMOSイメージセンサーの新製品として、低リーク電流のフォトダイオードを新たに開発することにより、同社従来比で暗時出力電圧を約3分の1、感度を約2倍にしたVGAセンサー「TCM5063T」、CIFセンサー「TCM5073T」など4品種を製品化し、6月から量産を開始する。

CMOSイメージセンサーは、CCDイメージセンサーに比べて低消費電力での駆動が可能で、新製品はCCDイメージセンサーの駆動電圧に比べて約5分の1の2.8Vの単一電圧で駆動する。また、画素を最適設計することによりフォトダイオードの面積を同社従来比で約2倍に大きくしたのに加え、ADコンバータを最適設計することで回路雑音を同社従来比約2分の1にし、CCD並みの高画質を実現した。また、最低被写体照度3ルクスと、業界トップレベルの高感度特性を実現したので、低照度でのシーンにおいても低消費電力でかつ高画質の画像を得ることが可能となった(AV REVIEW編集部)。

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