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ケンウッドとイーヤマの新提案、薄型ノートPCと本格オーディオを融合させた「AVENUE」

2001/12/13
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大学生向けにシンプルなデザインを採用
●先日、Phile-webニュースでも紹介した「AVENUE」。ケンウッドとイーヤマのコラボレーションによる、オーディオ性能とモバイルPCを融合させた画期的なこの製品の発表会が本日、ケンウッド本社にて行われた。

ケンウッドとイーヤマの協力による製品への取り組みは、1年半前にスタートした。かつてオーディオが新入学需要のトップにあげられた時代から大きく変わり、オーディオの市場は新たな付加価値を模索している。PCもまた供給が一段落し、踊り場を迎えた市場にある。オーディオメーカー・ケンウッドとPCメーカー・イーヤマが揃って、求めるものを形づくっていった1年半は、製品コンセプトの組み立てと立証にふんだんに費やされたという。

「AVENUE」のメインターゲットは大学生。昨今の大学の講議のIT化に伴い、大学生が入学時に初めての“パーソナル”コンピューターオーナーとなるケースが急激に増えている。そんなニーズにのっとり、「AVENUE」は、モバイル用、B5サイズのスタイリッシュなノートパソコンと、パソコンの周辺器機として機能するよう位置付けられたDVD-ROMドライブとCD-R/RWドライブ、Net MD対応MDドライブをもつオーディオシステム、この組み合わせになったものである。

ヘアライン加工の施されたアルミで全身を被われたシンプルなスタイルのPCと、ドライブであるオーディオシステムは、次世代のインターフェース規格USB2.0により、USBケーブル1本でつながれる。オーディオシステムは、デジタルデバイスによる音質への悪影響を考慮して、アンプ部とチューナー部の部分を本体から分離させた構造をとっている。オーディオシステムとしては、ケンウッドの最高級システムオーディオと同程度のレベルに位置付けられるものだ。

「AVENUE」では、PCを通じた音楽コンテンツの取り込み、CD-R/RWやMDへの書き込み、DVD再生が楽しめ(※DVD再生はPCを通じてのみ可能。外部ディスプレイに再生させる場合は、PCを通じた接続が必要)、またオーディオシステム単体としての音楽再生を楽しむことができる。

オーディオへの新たな付加価値を求めて果敢な取り組みを続けているケンウッド。2002年の新入学需要にあわせ、2月発売が予定されている本製品には、大きな注目が寄せられる。(Phile-web編集部)

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