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シャープとソニー、光デジタルインターフェース"OP i.LINK"を高速化

公開日 2001/10/02 17:11
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●シャープ(株)とソニー(株)は、ブロードバンド時代のホームネットワークに向け、光ファイバを用いてデジタルAV/IT機器間を接続するデジタルインターフェース "OP i.LINK"の仕様ver.2.0を策定した。10月10日より、仕様書ver.2.0をライセンス供与する。

"OP i.LINK"は、デジタルインターフェースの国際規格"IEEE1394a-2000"の通信プロトコルに準拠しており、一芯POF(プラスチック光ファイバ)を介して画像データなどを伝送する方式。また、従来のメタルケーブルを使用してIEEE1394に準拠するi.LINKとのプロトコル上の互換性も確保している。

現行の"OP i.LINK"仕様ver.1.0は100Mbpsの伝送レートのみの仕様でしたが、新たに策定した仕様書ver.2.0では、200Mbpsと400Mbpsにも対応し、"IEEE1394a-2000"で規定されている全ての伝送レートに対応。すでにライセンス契約したメーカーに供与するとともに、さらに広く関係企業に提案していく。

なお、両社は、電子機器の接続性/互換性検証事業で実績のあるオープンインタフェース(株)との間で"OP i.LINK"仕様適合認証に関する業務委託契約を締結し、すでに9月下旬よりその運用を開始した。同社は第三者認証機関として市場へ提供される"OP i.LINK"対応デバイスや機器が仕様に適合しているかどうかを検証・確認し、ロゴマークの使用を許諾する。これにより、各サプライヤーに依存した仕様のばらつきを防止し、相互接続性を確保する環境が整備されることになりそうだ。(Phile-web編集部)

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