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三菱がMPEG2ビデオを含む統合化チップを開発

公開日 2001/05/11 18:09
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MPEG2ビデオを含む統合化したチップ
●三菱電機株式会社は、次世代デジタルAV機器を主用途とした世界で初めてDRAMを内蔵したMPEG2ビデオ,オーディオ,システムを統合化したシングルチップエンコーダーを開発した。このLSIは次世代システムLSIのプラットホームとして、松下電器産業株式会社と共同開発した0.13マイクロメートルDRAM混載技術と高速ロジック技術を採用し、世界最小サイズ、世界最小電力を実現している。

このシングルチップエンコーダーの主な特徴は、0.13マイクロメートルDRAM混載技術を採用し、64MBの大容量DRAMとMEPG2の422P@MLのビデオ符号化機能、オーディオ符号化機能、システム多重化機能をわずか99mm2のチップに集積したもの。また、DRAM混載技術により0.7Wの低消費電力化を実現。このLSIを6個用いたマルチチップ構成により、PCカードサイズのHDTV対応の実時間ビデオ符号化システムを実現することが可能になった。今後、このLSIにより市場の急速な拡大が見込まれる携帯情報機器やデジタル家電における画像や音声等の高速・大容量データのリアルタイム処理が可能となるとともに、より一層の高性能化、低消費電力化、高機能化が実現されていく(AVレビュー編集部)。

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