HOME > ニュース > 東芝、世界初微透過型低温ポリシリコンTFT液晶表示装置を商品化

東芝、世界初微透過型低温ポリシリコンTFT液晶表示装置を商品化

公開日 2001/04/18 20:23
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
画素の8割が反射構造、2割が透過構造のモバイル向けディスプレイ
●(株)東芝は、画素の約8割が反射構造、約2割が透過構造を採用した微透過型(Visible Everywhere transflective type)低温ポリシリコンTFT液晶表示装置を世界で初めて商品化した。

携帯電話で使用されている従来の半透過型液晶表示装置を改良したもので、より反射率が高く、暗い室内でも色の再現性にすぐれているため、バックライトを使う頻度を減らすことができ、モバイル機器の低消費電力化を実現できる。

液晶表示装置は、画素構造の違いにより、バックライトの光を利用する透過型と外光を利用する反射型に分けられる。近年、両方の特性を生かすため、画素の半分が反射構造、半分が透過構造であるいわゆる半透過型が実用化されているが、表示の明るさが不足で、バックライトを使用する頻度が多いため、低消費電力化が困難だった。

サンプル出荷は4月から開始し、6月から順次量産を行なう予定。なお、今回の新製品は4月18日から東京ビッグサイトで開催される「EDEX電子ディスプレイ展」にも出展される。
問い合わせは(株)東芝 液晶事業部、液晶営業部 TEL.03-3457-3480(ホームシアターファイル編集部)

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

トピック