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松下電器AVC社戸田社長の挨拶。BSデジタルハイビジョンテレビ発表会で。

公開日 2001/01/18 17:32
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発表会での戸田社長(左写真)、音元出版和田社長(写真右側)と語らう戸田社長(右写真)
●ファイル・ウェブニュースでも先にお伝えしている通り、本日、松下電器がBSデジタルテレビ新商品群を発表した。発表会席上にてまず挨拶をされた同AVC社戸田社長の言葉をご紹介しよう。(Phile-web編集部)

●BSデジタル関連商品の動き
昨年から発売されているBSデジタルテレビ、BSデジタルチューナーは、2001年3月末までの売上目標を70万台としています。しかし、2000年末の時点でこれらの総売上台数が36万2千台に達していることから、実情では3月末に75万〜80万台程度を見込んでいます。

●松下電器のデジタルネットワーク戦略
今回の新製品発表にあたり、昨年発表した「デジタルネットワーク戦略」におけるパナソニックのネットワークコンセプトについて説明しておきたいと思います。

●ポピュラーデジタルネットワーク
パナソニックのネットワークコンセプトでは、1.AVパソコンを核とした「クリエイティブネットワーク」 2.テレビを核とした「エンターテインメントネットワーク」 3.モバイルツールを核とした「モバイルコミュニケーションネットワーク」の3つを基本としています。ここに、今年5月からの通信のW-CDMA化、BSデジタル放送と110度CSデジタル放送の開始、SD、DVD、AVハードディスクなどの蓄積メディアといった要素が加わり、放送と通信、蓄積メディアが融合した「ポピュラーデジタルネットワーク」へと発展していきます。

●放送と通信の融合、4つのヤマ場
放送と通信の融合への過程には、4つのヤマ場があると考えています。1.BSデジタル放送開始(2000年12月)2.携帯電話 W-CDMA化(2001年5月)3.地上波デジタル放送開始(2003年)4.光ファイバー網導入(2004~2005年)こういった中、松下電器では「創生21計画」=全社成長事業分野 を遂行し、超製造業として飛躍していきます。

●AVC社の取り組み
デジタル放送システム事業、モバイルコミュニケーション事業、蓄積デバイス事業 、半導体事業、ディスプレイデバイス事業の5分野から成る「創成21計画」の中で、AVC社として特に尽力していくのは、まずデジタル放送システム事業。これは、放送局の設備から家庭のテレビ受信機までのEnd-to-Endにおけるハード事業&システム事業に取り組んでいきます。

そしてもうひとつは蓄積デバイス事業。DVD-RAMを強化し、ブルーレーザーハイビジョンDVD開発へも取り組んでいくとともに、SDメモリーカードを採用する174企業と共同のSDアソシエーションで、SDカードの一層の普及、拡大を目指します。

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