ソニー、デザインを徹底的に追求したVHSハイファイビデオデッキを発売

愛称は“Silv”。前面にはS字を描くアルミパネルを採用

●ソニーマーケティング（株）は、前面パネルにＳ字曲線を施した独特のフォルムのアルミパネルを使用するなど、デザインの美しさにこだわったVHSハイファイビデオデッキ“Ｓｉｌｖ（シルブ）”『SLV-LF1』を発売する。

“Ｓｉｌｖ（シルブ）”『SLV-LF1』は、単独でも機器自体がインテリアの一つとして成り立つような存在感とデザイン的な価値をビデオデッキに待たせるべく商品化したもの。「Ｓ」字をイメージさせる美しい曲線を描く前面パネルにはアルミを使用し、高級感のある表情を作り出している。さらに、Ｓ字曲線とアルミ素材が織り成す光の反射の美しさは、前面操作ボタンを最小限に抑えたデザインとあいまって、その存在感を主張している。

また、本機はデザインの美しさと存在感に加えて、「高画質（REAL）」と「快適操作（SPEED）」の “REAL×SPEED（リアル・バイ・スピード）”のコンセプトを実現。ソニー独自開発の画質向上回路「R2」（Reality Regenerator）と400倍速ストロングメカデッキを搭載し、ビデオデッキとしての高い性能も実現している。

すでに市場が成熟しているVHSデッキをデザイン面で訴求する試みは、すでにシャープやビクターなどが縦型タイプなどの製品で行っていたが、デザイン能力に定評のあるソニーが本機を出してきた意味は大きい。VHSデッキだけではなく、ほかのAV製品にもこのようなチャレンジを期待したいところだ。（Phile-web編集部）