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<EXPO/AUDIO>エキスポのトリは、オーディオアクセサリー誌のセミナー

2000/11/19
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●毎年恒例のオーディオアクセサリー誌によるセミナーが、今年も斎藤宏嗣氏の司会・進行で催された。このセミナーでは過去数年間かけて、テーマを「デジタルオーディオ」という切り口で続けてきたわけだが、やはり今年も20世紀最後の年らしい製品、フォーマットを取り上げた「デジタルオーディオ」のセミナーとなった。

では概要を簡単に。SACDに加えてDVDオーディオも本格導入期に突入した本年、オーディオ装置の再生能力は高音質化へと飛躍的な向上を見せた。録音機に関しても音楽用CD-Rが幅広い音楽愛好者の間でブレイク、そのメディアもさらなる音質向上策により、音楽としての質の高い進化を見せている。MDに関しても、MDLPモードの登場でさらに多彩な録音が楽しめるようになった。そこで今回は、新しい録音機の実力チェックと、高音質フォーマットの魅力をここで確認していただこうという企画である。

MDデッキはソニーのMDS−JA333ES(10万円)、CD-RデッキはパイオニアのPDR-D50(6万9000円)が登場。実験したメディアは高音質と評価の高いモデルで、MDがソニーのMD2000、AXIAのMD PRO、CD-Rは、AXIAのCD-R PRO for Audio、maxellのCD-R AUDIO PRO-X、That'sのCD-R for AUDIOである。

セミナーホールという試聴にはお世辞にも適しているとは言えない場所での音を支えたのは、アキュフェーズおC-290VとA-50Vというアンプに、デジタルボイシングEQのDG-28(53万円)+AIO-DGB1(10万円/広帯域アナログ入出力ボード)。スピーカーシステムはJBLの4344MK II(136万円)+MURATAのスーパートゥイーターES103(20万円)である。もちろんケーブル、セッティング周りにもオーディオアクセサリー誌らしい配慮が施されていた。

最後に「アキュフェーズ VS ラックスマン」という次世代オーディオプレーヤー対決という、興味深いテーマも急遽、実施された。アキュフェーズはDP-100とDC-101(70万円+80万円)、ラックスマンはもちろんDU-10(88万円)。この両機は今年のオーディオ銘機賞金賞受賞モデルである。今年はアキュフェーズのブースがEXPOにない。それゆえにアキュフェーズの音を聴け、しかもラックスマンとの国内頂上対決が体験できる貴重な場ともなった。

会場はセミナーの開始とともにすぐに満席となり、立ち見はもちろんのこと、セミナールームへの入室をあきらめるお客様もいらっしゃった(狭くて申し訳ございません)。セミナー終了時には、富士フィルムアクシア様と日立マクセル様から来場者全員にブランクCD-RおよびブランクMD(アクシア様)がプレゼントされた。(Phile-Web Staff)

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