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ニッケル水素電池事業で三洋電機と東芝グループが基本合意

公開日 2000/10/05 14:21
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●三洋電機株式会社と株式会社東芝、東芝電池株式会社(以下東芝電池)の3社は、東芝電池のニッケル水素電池事業を東芝グループが譲渡、三洋電機が取得することで、基本合意した。

三洋電機では、1964年にニカド電池の量産を開始し、1990年にニッケル水素電池、1994年にリチウムイオン電池、1999年にリチウムポリマー電池の生産を開始し、民生用小型二次電池のトップメーカーとして業界をリード。ニッケル水素電池は三洋電機にとってニカド電池、リチウムイオン電池と共に民生用小型二次電池事業の中枢を占める主要事業の1つであり、携帯電話やノート型パソコンの電源として海外を中心に急激に需要が拡大している。

これに対処するため、三洋電機は積極的に設備投資を行い、供給能力増強に取り組んできたが、2001年以降についても、さらなる規模拡大が見込まれる状況にある。このような背景の中、三洋電機では、迅速かつ大幅な増産体制を実現するために、またリスク管理上、生産拠点の分散化を検討していた。

一方、東芝電池は、1991年にニッケル水素電池の生産を開始し、電子機器市場を中心に事業を拡大し、現在、ニッケル水素電池業界では3位の位置を占めている。しかし携帯電話向けを中心とした分野での競争激化により、同事業の継続的発展を図るために、東芝グループ単独で事業を継続するのではなく、強力な事業パートナーを探していた。

今回の合意は、こうした両社の目的が一致したものである。

今回の合意により、本年度中を目処に、東芝電池のニッケル水素電池事業に関する資産を三洋電機が取得することになる。また、関連従事者の内、希望する者は、原則として、東芝電池での処遇制度を継続したままで、三洋電機グループへ移籍。その結果、東芝電池のニッケル水素電池生産拠点である、東芝電池高崎工場は三洋電機のニッケル水素電池生産関係会社として発足することになる。

本合意の成立により、三洋電機では、ニッケル水素電池において世界トップの地位を盤石なものとするとともに、今後もさらに、民生用小型二次電池の総合メーカーとして、積極的な事業展開をすすめていくとのことである。 (デジタルサウンド編集部)

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