HOME > ニュース > 《CEATEC JAPAN》 CEATEC JAPAN速報!part1

《CEATEC JAPAN》 CEATEC JAPAN速報!part1

2000/10/03
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
左はUSB端子つきKENWOODのRAMPAGE、右はSH-7CDR。
●昨年までのエレクトロニクスショーがCEATECと名前を変え、今日から東京の幕張メッセでスタートを切った。会場は広大だが、ホームエンタテインメント関連は「くらしステージ」、通信やPC関連は「ビジネスステージ」にそれぞれ展示が集中している。あいにくの雨模様だが、会場には続々と人がつめかけ、人気ブースにははやくも列ができている。とはいっても午前中は特別招待とプレスだけなので、会場にはゆとりがある。それでは、まずくらしステージの方から、注目商品を見ていこう。
 
 
 ケンウッドは、新しいインターフェースやメディアを利用して使い勝手を向上させたオーディオシステムを展示。オーディオの新しい可能性を感じさせた。
 RAMPAGEの最新モデルMDX−G7は、USB端子付きMD/CDシステム。USBケーブルでパソコンとつなぎ、パソコンから音楽データを本体に送ってMDに録音できる。いったんアナログ信号に変換しているのが残念だが、今後はPCでタイトルを入力したり、ディスクの再生をコントロールしたり、いろいろな機能を実現できるようになるはず。オーディオとPCをスマートに融合させる方法のひとつとして注目したい。

 200枚CDチェンジャーとMDデッキ、アンプ、DVDプレーヤーをそれぞれIEEE1394で接続するシステムも併せて公開していたが、こちらはいまのところ音楽信号と機器の制御信号をデジタルでやり取りする方式。今後はDVDの映像信号の受け渡しも実現するという。IEEE1394対応の実現は時期未定だが、チェンジャーは海外ですでに発売されている製品。国内でも近いうちに発売される予定。

 一番おもしろかったのは、CD−R/RWレコーダーとMD、CDプレーヤーを内蔵したシステム(SH−7CDR)。CDからCD−RまたはMDに、用途に応じて録音を使い分けられるうえ、MDからCD−R/RWに録音することもできる。CD−R/RWはトレイ方式、CDはアナログプレーヤー方式(上からディスクを載せる方式)、MDは縦型と、デザインもハイブリッドで楽しい。まもなく発表される予定で、価格は実売で10万円を切るという。
(オーディオライター 山之内 正) 
 

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク