モノラル/バイアンプ駆動も可能

Burmester、AB級ステレオパワーアンプ「218」。「216」から電源部や出力段を強化

公開日 2023/02/20 10:45 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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(株)ノアは、同社が取り扱うドイツ・Burmester(ブルメスター)ブランドのAB級ステレオパワーアンプ「218」を発売する。価格は7,150,000円(税込)、3月1日発売開始。昨年の東京インターナショナルオーディオショウで初披露されたモデルが、正式に国内発売となる。

Burmesterのステレオパワーアンプ「218」

「218」では、フラグシップ・モノラルパワーアンプ「159」の主要技術を受け継ぎながら、昨年末に発表されたステレオパワーアンプ「216」をベースに電源部や出力部を強化。創業40年間に培った技術と経験を活かした新たなリファレンス・ステレオパワーアンプだとしている。

「216」より高さも高くなり、出力段や電源部が強化されている

出力段は、「216」が片チャンネル2パラレル・プッシュプルによる合計8個のパワートランジスタ構成だったのに対し、「218」では倍の4パラレル・プッシュプルによる合計16個で構成。

「218」の内部構造。中央に強力な電源部を搭載、さらに出力段の前段にも独立の電源豚搭載されている

また電源部も静電容量220,000μF(「216」は188,000μF)、電源容量640VA(「216」は430VA)とそれぞれ強化。主要電源部にはカスタムメイドのフィルタ・コンデンサを搭載している。さらに大型のカスタムメイド・トロイダル・トランスを金属製カバーで覆うことで磁気シールド対策も実施した。

「159」同様、リニア電源が理想的なパフォーマンスを発揮するという特許技術を搭載。さらに、出力段とハウジング外周部を熱伝導率の高い銅製ヒートパイクで連結させることで発熱を逃し、外周に備えたヒートシンクで効率的に熱を排出するなど、「159」譲りの技術も搭載されている。

「218」の背面

外観は同社の伝統的なホワイトアルマイト処理を施したアルミニウムで構成、バウハウスの設計思想に基づいたフラットなデザインを採用している。

なお、「218」は別売りの専用アダプターを使用することでモノラル(ブリッジ)もしくはバイアンプ駆動も可能となる。

外形寸法は496W×479D×216Hmmで、質量は42kg。入力はバランスXLR1系統のみで、スピーカー出力はYラグプラグとバナナプラグにそれぞれ対応する。定格出力はステレオ時に275W×2(4Ω)、モノラル時に785W(4Ω)。ダンピングファクターは1,500以上、周波数特性は5Hz〜180kHz、S/N比は107dB以上。

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