TIAS初披露モデルが正式に案内

CHORD Electronics、新規設計のアナログプリアンプ「Ultima Pre3」

公開日 2022/11/24 18:49 編集部:松永達矢
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タイムロードは、同社取り扱いブランドのCHORD Electronicsより、プリアンプ「Ultima Pre3」を12月1日(木)から発売する。価格は1,760,000円(税込)。カラーバリエーションとしてシルバー、ブラックの2色を用意する。

「Ultima Pre3」シルバー

従来機から設計を根本から見直し、ゼロベースで開発を行ったというアナログプリアンプ。10月に開催された「東京インターナショナルオーディオショウ2022」同社ブースにて、国内初披露されたモデルの発売が正式に決定した形だ。

NJR社製の部材を使用するなど部品選定にこだわったほか、厳重なノイズ対策を講じた回路を同ブランド独自の低歪PSU(スイッチング電源)にてドライブ。5系統のアナログ入力(RCA×3、XLR×2)を備えつつ、独立したAVバイパス入力(XLR)1系統を装備する。

全ての入力系は個別のバッファリングが施されており、無線周波数干渉からの潜在的ノイズを抑制することで「音をありのままに伝達することが可能」だと同社はアピールしている。また、入力の切り替えは密閉型リレーを介した、マイクロプロセッサによる制御によって行われる。

「Ultima Pre3」ブラック

新たにデザインされた筐体外観は、フロントに備えられた円形の電源オン/オフ球を中心としたシンメトリックな意匠に仕上げたとしている。

入力端子は上記の通りXLR(バランス)入力を2系統、RCA(アンバランス)入力を3系統とAVバイパス用のXLR入力を1系統装備。出力端子はXLR、RCAを1系統ずつ備える。ほか、12Vトリガー入力/出力、加えて同ブランド製品を含む周辺機器に電力を供給するためのUSB Type-A(5 V3 A)端子を1系統ずつ用意する。

本体背面部

周波数特性は10Hz - 200kHz(±3dB)、全高調波歪は0.002%(20Hz - 20 kHz)、S/N比は−105dB、入力インピーダンスは100kΩ、出力インピーダンスは560Ωとなる。最大入力電圧は10V(RMS)、最大出力電圧は17V(RMS)、チャンネルセパレーションは100dB、消費電力は40W。外形寸法は480W×130H×340Dmm、質量は12.7kg。

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