全3種をラインナップ

DAWソフト「Studio One 6」の日本語版が提供開始。新機能多数の最新バージョン

公開日 2022/09/30 13:58 編集部:伴 修二郎
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エムアイセブンジャパンは、DAWソフト「Studio One」のメジャー・バージョンアップ版「Studio One 6」日本語版の提供を開始した。

「Studio One 6」

「Studio One 6」は、各仕様の向上や業界初となる新機能を搭載した最新バージョン。素早く制作をスタートできる「スマート・テンプレート」やカスタマイズ可能なインターフェース、業界をリードする歌詞サポート、ドラッグするだけでビデオクリップを追加できる「グローバル・ビデオ・トラック」などをサポート。加えて、最適化されたミキシング・ツールや新たなプラグイン、コラボレーション機能の強化が施されている。

コンソールには、Studio Oneコミュニティからのリクエストにより開発された新機能を採用。フェーダー・フリップでは、FX/ バスセンド、サイドチェーン、キュー・ミックス・センドがすべてメイン・フェーダーでコントロールが可能。ステレオ・チャンネルは、バランス、デュアル、バイノーラルからパンニングを選択できるようになり、パンナーのポップアップ・エディターも新設された。

新たなチャンネル・オーバービューでは、選択したチャンネルの入力コントロール、インサート、センド、キュー・ミックス・センドなど、すべてのチャンネル・パラメーターが一元的に表示され、ピン留めして個々のチャンネルをしっかりモニターできる。また、トラックやチャンネルなどを保存し、選択した複数のトラックやチャンネルを瞬時に呼び出すことができる「トラック・プリセット」機能も装備する。

本バージョンアップに際して、PreSonus ソフトウェア・ゼネラル・マネージャーのアーンド・カイザー氏は「業界初となるオーディオとMIDIの両方でソングライティングからレコーディング、ライブパフォーマンスまでに対応した、エンドツーエンドの歌詞サポートを備えるデジタル・オーディオ・ワークステーションとなりました」とコメント。

フェンダー ミュージカル インストゥルメンツ コーポレーションCMOのエヴァン・ジョーンズ氏は「我々はStudio One 6 のリリースに胸を躍らせています。プロフェッショナルおよびクリエイターのためのトータル・ソリューションとして、Studio Oneの継続的な拡大と導入を全面的にサポートしていきます」と述べている。

製品ラインナップは、64 Bitオーディオ・エンジンと録音、制作、ミキシング、マスタリング、パフォーマンスまでを統合した最上位モデル「Professional」、音楽制作にフォーカスしたミドルレンジモデル「Artist」、フリー・バージョン「Prime」の全3種を用意。なお、Primeのみ10月〜11月頃の提供を予定している。

「Professional」

また、各種バージョンアップ/アップグレード版、Professionalへロープライスで乗り換えられるクロスグレード版、アカデミック版、マルチライセンス版もラインナップする。価格はオープンだが、MUSIC EcoSystems STORE 価格でProfessionalが53,900円、クロスグレードが40,700円、Artistが14,300円、バージョンアップ/アップグレードが6,820円。

なお、2022年8月1日〜9月29日までに旧バージョンのStudio Oneを新規で登録、またはアクティベートしている場合は、同エディションのStudio One 6へ無償でバージョンアップすることができる。

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