プリアンプ/DACとしても使用可能

AZ・AUDIO、スイスWATTSONブランドの取り扱い開始。第一弾はネットワークプレーヤー「MADISON」

公開日 2022/08/22 11:44 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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AZ・AUDIOは、スイスのオーディオブランド「WATTSON」(ワトソン)の取り扱いを開始。第一弾製品として、プリアンプ機能内蔵のネットワークプレーヤー「MADISON」(マディソン)を発売する。価格は予価550,000円(税込)。

WATTSON「MADISON」

2020年に誕生したワトソンは、20年近くに渡り多くのハイエンド・オーディオブランドにサービスを提供してきたEngineered SA社の経験を元に生まれたブランド。スイス・ロマンディの中心部にあるイベルドンレバンで設計、組み立てがなされている。

MADISONは、UPnP/DLNAやRoonReady(近日中に対応予定)、AirPlay、TIDAL/Qobuz等に対応するネットワークプレーヤー。ほか、RCA/XLRのアナログ出力のほか、6.35mmのヘッドホン出力もサポートし、デジタル入力としてS/PDIFおよびTOSLINKも搭載する。

「MADISON」の背面と側面パネル

また、デュアルモノDACや、LEEDHプロセッシング・ロスレス・デジタルボリュームコントロール機能を搭載し、DAコンバーターまたはプリアンプとしても使用できる。操作は独自の「Wattson Music」アプリを利用して行える。

上述のLEEDHプロセッシングとは、フランスのハイエンドスピーカーメーカーAcoustical Beautyによるデジタルボリュームの技術。デジタル信号の振幅を正確に変更し、情報損失を生じさせない音量調整アルゴリズムとしている。

独自のオーバーサンプリングアルゴリズムを備えた、高度なオンボードデジタルシグナルプロセッサを採用。このほか、独自の低周波補正フィルター「The Adjustable bass responce」、DSDからPCMの変換を担うDSPを搭載する。

デュアルディファレンシャルモードを採用。左右チャネルごとに1つのDAコンバーターチップを搭載し、完全に対称的なアナログ出力段と低ノイズ電源回路を装備する。電源は5Vの医療用外部アダプターを使用する。

シャーシは、スイスの時計製造の精神に基づいて構築したというコンパクト設計で、頑丈なアルミニウムブロックからCNC加工が施される。サイズは174W×47H×185Dmm、質量は1,050g。最大対応サンプリングレートはPCM384kHz/32bit、DSD11.2MHz。

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