本格ホームシアターからレコード再生まで

上質で豊かな大人のためのオーディオライフを提案。東武百貨店 池袋店「オーディオサロン」の試み

公開日 2021/12/03 15:54 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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「東武百貨店 池袋店」の5Fの1番地に、今年5月にオープンした「オーディオサロン」は、上質で豊かな大人のためのオーディオライフを提案する、新しいスタイルのオーディオ専門ショップである。

「東武百貨店 池袋店」の5Fに位置するオーディオサロン。近くにはTUMI、ダンヒルなどメンズ洋品店が店を構える

東武百貨店 池袋店は、「自宅での暮らしを充実させる」という大きなテーマを掲げ、今年の春先から次々と店舗をリニューアル。5月の「オーディオサロン」に続き、7月にはインテリア専門店の「匠大塚」、8月には「ノジマ池袋東武店」を新たにオープン。コロナ禍を受け、「自宅での暮らしを充実させる」ためのテナントを多く揃えてきた。

池袋は多くの家電量販店がひしめき合う激戦区でもあるが、それらとは明確に差別化を行い、インテリアとのマッチングも含めた上質な空間を提案する場となっている。そもそも百貨店の中でオーディオショップが展開されることはあまり多くない。そのため、計画がスタートした昨年末ごろから、百貨店に相応しいオーディオショップの設計について、サロンと百貨店側で議論を重ねてきたのだという。

オーディオサロンは、ディーアンドエムホールディングスのサポートにより運営されており、デノン、マランツのコンポーネント機器のほか、Bowers&Wilkinsのスピーカー、サウンドバーやヘッドホンなどを幅広く展開している。

店内は、サロンの名にふさわしく白と黒を基調にしたシックで落ち着いた空間となっている。スピーカーやレコードプレーヤーなども、ホワイト仕上げのものが中心に取り揃えられている。店長の野沢さんによると、「実は百貨店のお客さんには、黒よりも白の方が需要が高い」そうだ。

リビングのイメージを明るく華やかにする白のスピーカーが選ばれることが多いそう

オーディオサロンのお客さんは、いわゆるオーディオマニアだけではなく、家族連れや夫婦2人での来店も多い。音質が優れていることはもちろんだが、インテリアとのマッチングを考えた時に、明るく清潔感のある白が選ばれる傾向にあるという。

ご家庭での設置イメージを想起しやすいよう展示にも工夫がこらされている

店内はふたつのフロアに仕切られており、手前はヘッドホンやワイヤレススピーカー、サウンドバーなどに加えて、小型のネットワークプレーヤーやアナログシステムなどを展示。奥は扉で仕切られており、本格的なホームシアターシステムが構築されている。扉を閉めれば、外音を気にせずじっくり音を聴く環境が整えられている。

デノンの高級ヘッドホンなどもじっくり試聴できる

家族連れとは言っても、やはりオーディオに関心を持つのは男性が多め。奥様の買い物に付き合いで一緒にやってきて、「お、ここでもオーディオが聴けるのか!」と覗きにきてくれる人も多い。しばらくオーディオはやめてしまっていたが、サロンで聴いて改めてまたやりたくなった、という年配の方も少なくない。

野沢さんに今の注目アイテムを訊くと、やはり「800 D4」シリーズの名前が上がる。現在店頭では「805 D4」のホワイトモデルが展示されており、今後は「804 D4」のウォルナットを入れる予定となっている。すでに805 D4の実売も出ているそうで、予想以上の引き合いの多さに驚いているところだという。

Bowers&Wilkinsの「805 D4」もホワイトモデルもお店に展示

緊急事態宣言も解除され、街中に人通りも増えてきた。それを踏まえ、今後は人数を絞った形での試聴イベントなども予定している。12月11日(土)・12日(日)には、「804 D4」「805 D4」とデノン&マランツ製品と試聴イベントが予定されている。1時間ごとに時間を区切り、1回に1組だけ(最大3名まで)という贅沢なイベントとなっている。こちらは予約限定なので、興味のある方は下記電話番号より問い合わせをしてほしい。

【お問い合わせ先】
東武百貨店 池袋店 5F 1番地 オーディオサロン
住所:東京都豊島区西池袋1-1-25
TEL:03-5904-9003(直通)
営業時間:午前10時30分〜午後7時
※諸般の事情により営業時間が変更となる場合がございます。詳しくはホームページなどをご確認ください

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