同社製品との接続専用

OJI Special、ダイナミックレンジを追求したDAC「8128B DDAC Unit」。別売り専用電源も

2021/09/24 編集部:成藤 正宣
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山陽化成(有)は、自社オーディオブランド・OJI Specialから、D/Aコンバーター「8128B DDAC Unit」、および専用電源ユニット「BDI-DC PS1」を10月3日より発売する。

価格は「8128B DDAC Unit」が803,000円(税込)、「BDI-DC PS1」は640VA 4OUTで660,000円(税込)。いずれも受注生産で、接続ケーブルは別売りとなる。

「8128B DDAC Unit」

「BDI-DC PS1」

同社のマスタークロック同期システム「8128B TCSS Unit」との組み合わせを前提に開発された製品。8128B TCSS Unitにより10MHzマスタークロック同期されたクリーンなオーディオデジタル信号を、8128B DDAC Unitが正確に音楽波形に変換。そしてBDI-DC PS1が強力かつクリーンな電源供給を行うことで、理想的なデジタルオーディオ再生にとって必要な “時間軸” “レベル” “パワー” を実現できるという。

マスタークロック同期システム「8128B TCSS Unit」を加えた3台で、理想的なデジタルオーディオの要素を揃えられるとしている

8128B DDAC Unitは、2つのDACユニットにより正負をそれぞれデジタルデータのまま位相反転させ、理想的なバランス信号を生成する方式を採用。DAC回路自身のノイズを増幅することが無いため、一般的なシングルエンドDACの2倍のダイナミックレンジを実現した “コンプリートバランス出力” が可能だとしている。

また、新たに開発したワイドレンジかつハイスピードな多段高出力バッファーアンプを搭載。DACセクションで生成されたバランス信号をそのままドライブすることで、さらにダイナミックレンジを感じさせるサウンドを追求したとのこと。

再生サンプリングレートは最大192kHz/24bitまで対応。アナログ出力としてXLR 1系統を搭載する。外形寸法は430W×88H×330Dmm(突起部含まず)、質量は約6kg。

電源ユニットBDI-DC PS1は、オールアルミシャーシや筐体による非磁性体構造と低インピーダンス化によって外部ノイズの誘導混入を抑制し、また電源アース含めた電源の一元管理を行うことで、アースに流れるノイズ電流の影響も最小限にしたという。200VA 1OUTタイプ(440,000円/税込)の発売も予定する。

ほか、電源コネクタ―には信頼性の高いMIL規格準拠のパーツを採用する。外形寸法は430W×88H×330Dmm(突起部含まず)、質量は約13kg。

なお本製品の発売に先立ち、2021年10月3日に東京・中野のフジヤエービックにて完全予約制の試聴会が開催される。予約方法や時間など詳細はフジヤエービック内イベント情報ページにて確認できる。

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