「Fireface UCX」から9年ぶりの新モデル

RME、“25年の技術と精度が凝縮された”新USBオーディオインターフェイス「Fireface UCX II」

2021/06/01 編集部:杉山康介
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シンタックスジャパンは、RMEブランドの20in/20out USBオーディオインターフェイス「Fireface UCX II」を、8月18日より発売する。価格はオープンだが、税込165,000円での実売が予想される。

Fireface UCX II

25周年を迎える同ブランドの技術と精度が凝縮され、新たなスタンダードとして進化を遂げたという先進的なオーディオインターフェイス。ハーフラックサイズのオーディオインターフェイス製品としては、2012年に発売された「Fireface UCX」以来、実に9年ぶりの新モデルとなる。

最大で192kHz/24bitの録音・再生に対応。プロの現場で高い評価を得るRME製ハイエンドプリアンプを搭載するため、業務用・民生用問わず音声信号を一切の色付けなしで増幅・伝達できるという。また、フェムト秒(1000兆分の1秒単位でジッター値を抑制できるクロック「SteadyClock FS」も搭載。より深い奥行きと、クリアな音像により、録音とミックス作業を正しく精密に行えるとしている。

アナログ端子では、入力用として2系統のマイク/ライン接続用XLRコンボ端子と2系統のライン/楽器用TRS端子をフロントに、4系統のアナログバランス端子を背面に搭載。出力用としてフロントにヘッドホン端子と、背面に6系統のアナログバランス端子を搭載する。ヘッドホン端子は1Ωの低インピーダンス出力で、ハイインピーダンスのヘッドホンも歪みのない高レベルで駆動できるという。

デジタル端子ではADATの入出力を1系統ずつや、AES/EBU・S/PDIFに対応するブレイクアウト端子を搭載する。

製品のフロント/背面図

また本機では、ルーティングやエフェクト、プリセット切り替えを含む全機能が、コンピューターを接続しない「スタンドアローンモード」で可能になった。フロントパネルのディスプレイから設定でき、「DURec(Direct USB Recording)機能」を用いれば、入出力をUSBメモリーなどへ直接記録することもできる。

PCなしでUSBメモリなどに直接録音できる「DURec」機能も搭載

ほか、デジタルリアルタイムミキサー「 TotalMix FX」やデジタルオーディオ用メーター/アナライザー/測定ツール「DIGICheck」、iPhoneやiPadに接続できる「クラスコンプライアントモード」などにも対応。外形寸法(ラック耳含む)は215W×44H×155Dmmで、質量は910gとなる。

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