独自のラインコンタクト針も採用

アナログリラックス、樹齢2000年以上の屋久杉材を用いたMCカートリッジ「EX1000」

公開日 2021/05/18 18:14 編集部:成藤 正宣
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アナログリラックスは、ボディの素材に樹齢2000年を越える屋久杉を採用したMCカートリッジ「EX1000」を発売した。価格は1,408,000円(税込)。ハンドメイドによる受注生産品で、納期は約6週間。

「EX1000」

屋久島の標高500m以上の山地に自生する樹齢1000年以上の杉の木・屋久杉を無垢材の削り出しで使用し、それに伴いあらゆる部材をゼロからチューニングしたモデル。屋久杉特有の非常に細かく詰まった木目と含有する樹脂により、他の木材にはない独特の響きが得られるとしており、「特に生楽器の音を再生すると、他では得られない響きを醸し出す」ようチューニングしたとのこと。

なお、屋久杉の新規伐採や入札はすでに終了しているため、本モデルにはかつて切り出されて屋久島から持ち出された木材の中から樹齢2000年を越える銘木を厳選したという。

希少な屋久杉材により独特な響きを実現したという

カンチレバーの素材には、ダイヤに次ぐ硬度を持つとされるルビーを採用。また針は従来モデル「EX1」のものをバージョンアップした無垢ダイヤモンド針「Super Curveラインコンタクト Ver.2」を搭載。ラインコンタクト針の最先端のみ丸針に近い曲率に加工し、さらに多面的なカッティングも施すことで、内周歪みや少し古い時代のオリジナル盤で生じる「底チリ音」の低減、耐摩耗性の向上などを実現。生楽器やボーカル再生の響きも特徴だとしている。

独自の加工を施したラインコンタクト針を採用

その他、銅コイルとネオジウムマルチマグネットを搭載。表面は経年変化を楽しめる蜜蝋ワックス仕上げとしている。出力電圧は0.5mV(1kHz)以上。内部インピーダンスは15Ω。適正針圧は2.0g。

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