デジタル/フォノ入力を搭載

McIntosh、これまでで“最もパワフル”なハイブリッド・プリメインアンプ「MA12000」

2021/02/18 編集部:押野 由宇
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
エレクトリは、McIntoshブランドのハイブリッド・プリメインアンプ「MA12000」を2月1日より発売する。価格は1,800,000円(税抜)。

「MA12000」

プリアンプ部に12AX7A真空管を4本(チャンネルあたり2本)を搭載、350Wのパワーアンプ部はソリッドステート設計を採用した、ハイブリッド方式のプリメイン。その性能は「これまでで最もパワフル」だとアピールする。

Autoformerテクノロジーにより、10Hz - 100kHz という広帯域特性を犠牲にすることなく、2、4Ωいずれかのインピーダンスを持つスピーカーであっても、各負荷に同等の出力を供給するとしている。

入力はXLRバランス2系統、RCAアンバランス6系統、MC/MMを各1系統の計10系統を装備。フォノ入力は、負荷インピーダンス調整(MCフォノ入力)と負荷容量調整(MMフォノ入力)が可能で、フォノ回路はMCとMMでセパレートされている。またRCAコネクターは、金メッキされた真鍮製のハイグレードパーツを使用する。

背面部

加えて、同軸2系統、光2系統、USB1系統、MCT1系統(SACD/CDトランスポートのMCTシリーズ用)、オーディオ専用のHDMIオーディオ・リターン・チャンネル(ARC)1系統の計7系統のデジタル・オーディオ入力が搭載されたDA2デジタルオーディオモジュールを採用。次世代のクアッドバランス32bit/8ch DACチップを搭載し、USBは最大DSD512、DXD 384kHzまでのネイティブ再生に対応。同軸と光は最大192kHz/24bitまでのデコードに対応する。

またDA2はRoon LabsからRoon Testedの指定を受けており、RoonとMcIntoshの両方でプロファイリングされ、最大限の互換性があるようにテストされている。ほか、ハイ・ドライブ・ヘッドホン・アンプを搭載しており、100 - 600Ωのヘッドホンを駆動できる。

天面部

放熱効率を高めた “Mc” ロゴをあしらったモノグラム・ヒートシンクは、パフォーマンスを最大限に発揮させるために温度を最適に保つとする。特許取得済みのパワーガード回路は、スピーカーとシステム全体を保護するために、アンプの出力信号をモニターしてスピーカーを損傷する強烈な歪み音を含むクリッピング出力を防ぐとしている。

スピーカー接続端子にはSolid Cinchスピーカー・バインディング・ポストを採用。スピーカーケーブルを簡単に固定し、ケーブルが緩んだりショートしたりするのを防ぐほか、バインディングポストには金メッキが施されており、腐食を防ぐ仕様となっている。

パワーアンプ部の定格出力は350W+350W(2/4/8Ω)で、全高調波歪率は0.005%以下(250mW - 150W)。定格周波数帯域は20Hz - 20kHz。サイズは445W×240H×502Dmm、質量は48.9kg。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク