価格は650,000円(税抜)

アキュフェーズ、ドライブの振動特性を改善したSACD/CDプレーヤー「DP-570」

公開日 2020/10/27 17:54 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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アキュフェーズは、高精度なドライブとMDS+方式DAコンバーターを搭載したSACD/CDプレーヤーDP-570を発表した。価格は650,000円(税抜)。11月発売予定

DP-570には、光学ピックアップの振動特性を改善した第3世代のSACDドライブメカニズムを搭載。光学ピックアップに外部から振動が加わると、対物レンズ・アクチュエーターが共振し再生特性が劣化してしまう。この共振ピーク量を低減するため、新たな弾性ダンパーを開発。さらに、ローダーを改良しピックアップを制御するサーボの負担を減らすことで、読み取り性能を向上させている。

ディスクドライブの光学ピックアップの振動特性を改善

DACチップにはESSテクノロジー社のES9028PROを4回路並列で搭載。アキュフェーズ独自のMDS+方式D/Aコンバーターを採用しており、4回路の出力を加算することで、変換誤差が相互に打ち消され、性能が1回路の場合に比べて2倍に向上するとしている。S/Nは120dBでDP-560と比べて1dB向上、ダイナミック・レンジも117dBとDP-560と比べて1dB向上している。

DP-570のDAC基板

DACのアナログ電源を強化、I/V変換回路をDACの直近に配置するなど、定番のDACチップのさらなる使いこなしに注力している。

また、ディスプレイにサンプリング数とビット数を表示できるが、PCMまたはDSDで自動的に単位をkHzまたはMHzに切り替えて表示できるようになっている。

DP-570の内部構造

入力端子はHS-LINK、Coaxial、OpticalにUSB typeBを搭載。アナログ出力はXLR、RCA各1系統、デジタル出力はHS-LINK、Coaxial、Opticalとなっている。HS-LINKはVer.2となっている。USB入力の最大サンプリングレートは、PCM384kHz/32bitと、DSDの11.2MHz。

DP-570のリアパネル

また、SACD/CDだけではなく、DVD-R等に記録したWAVやDSDファイルの再生も可能。WAV、FLAC、 DSF、DSDIFFに対応し、PCMは最大192kHz/24bitまで、DSDは5.6MHzまで対応している。

サイズは465W×151H×393Dmmで、質量は19kg。周波数特性は0.5〜50,000Hz、全高調波歪み率は0.0006%、チャンネル・セパレーション117dBとなっている。また、リモコン「RC-140」が付属する。

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