対応4.4mmケーブルも発売

iFi audio、4.4mm搭載のフルバランス卓上アンプ「ZEN CAN」/フォノアンプ「ZEN Phono」

2020/09/24 編集部:成藤 正宣
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トップウイングサイバーサウンドグループは、同社が取り扱うiFi audioブランドのデスクトップオーディオ“ZENシリーズ”から、フルバランス設計のプリ/ヘッドホンアンプ「ZEN CAN」、およびフォノアンプ「ZEN Phono」を9月28日より発売する。

また同時に自社ブランドから、“ZENシリーズ”で使用できる4.4mm-4.4mmバランスケーブル「White Barrel 4.4mm-4.4mm」も発売する。

●プリ/ヘッドホンアンプ「ZEN CAN」:24,000円(税抜)
●フォノアンプ「ZEN Phono」:22,000円(税抜)

「ZEN CAN」

「ZEN Phono」

●4.4mm-4.4mmバランスケーブル「White Barrel 4.4mm-4.4mm」:16,000円(税抜)

「White Barrel 4.4mm-4.4mm」

“ZENシリーズ”同士を接続できる

なお、ZEN CANは全世界初回1,000台のみ、iFi audio製ACアダプター「iPower 5V」を同梱。初回完売後は汎用アダプター同梱の通常版となり、22,000円(税抜)にて販売する。

「ZEN CAN」は、同ブランドのフラグシップアンプ「Pro iCAN」の設計を継承し、エントリークラスながらシンメトリカルなバランス・デュアルモノ構成、ディスクリートAクラス回路、4,000μFのキャパシターを備えたクリーンな電源回路等を搭載。

エントリーモデルながら、フラグシップモデルの設計を継承

また、4段階のゲイン切り替え機能、低域ブースト機能「XBass」、音場補正機能や豊富な入出力を搭載し、あらゆるイヤホン/ヘッドホン/パワードスピーカー/パワーアンプと組み合わせて最大限の能力が発揮できるとしている。

ライン入力としてRCA/3.5mm/4.4mmバランス端子、ライン出力として4.4mmバランス端子、ヘッドホン出力として6.3mmシングルエンド/4.4mmバランス端子を搭載。

ZEN CAN背面

最大出力レベルはバランスが15.1V/385mW(@600Ω)〜6.0V/1,150mW(@32Ω)、シングルエンドが7.6V/98mW(600Ω)〜7.2V/1,600mW(@32Ω)。S/Nはバランスが120dBA(@15.2V)、シングルエンドが118dBA(@7.6V)。THD+Nはバランスが<0.006%(@360mW/2.4V 16Ω)、シングルエンドが<0.005%(@100mW/1.27V 16Ω)

外形寸法は158W×35H×117Dmm、質量は515g。

「ZEN Phono」は、上位モデルにあたる「micro iPhono 3 BL」の技術を取り入れノイズを非常に低く抑えたという、ブランドでは初のエントリークラスのフォノアンプ。ZEN CANと同様シンメトリカルなバランス・デュアルモノ設計を採用し、RCA入出力に加え4.4mmバランス出力も搭載する。

ZEN Phono背面。フォノアンプながら4.4mmバランス出力を搭載する

使用するカートリッジに応じてゲイン/入力インピーダンスを切り替え可能で、36dB/47kΩ(MM)/48dB/47kΩ(高出力MC)/60dB/1.4kΩ(低出力MC)/72dB/110Ω(超低出力MC)の4段階が用意される。

また、レコードのカッティング時に使われるフィルターから着想を得たというサブソニックフィルター回路を搭載。レコードの反りによって生まれる不要な超低域成分だけを効果的に減衰するとしている。

外形寸法は158W×35H×117Dmm、質量は500g。

「White Barrel 4.4mm-4.4mm」は、White BarrelケーブルシリーズをZEN CANおよびZEN Phonoの発売に合わせて拡充するもの。高品位線材を用い、1本1本熟練の職人による手作りで制作を行っているという。

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