9月下旬発売予定

エアータイト、送信管211を採用した真空管モノラルパワーアンプ「ATM-2211J」

2020/09/14 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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エイ・アンド・エム(株)のオーディオブランドAIRTIGHTは、パワーアンプ「ATM-211」の後継機となる真空管モノラルパワーアンプ「ATM-2211J」を9月下旬より発売する。価格は2,200,000円(ペア/税抜)。

211送信管をモノラル構成としたエアータイトの「ATM-2211J」

真空管には、直熱3極出力管211×1のほか、12AX7×1、12BH7×1を搭載、出力は32WとATM-211より大幅アップ。211は固定バイアス方式、フィラメントはDC点火を採用している。また各種211出力管への差し替えも可能。

電流値を監視するIPモニターとバイアスメーターは、大型エッジワイズタイプを採用して見やすさと合わせやすさを追求している。

電源トランスは、高圧用と低圧用の2つを搭載。これにより、余裕を持って各回路に電源を供給できるようにした。チョークコイルは伝統的なボビンを用いない層間巻きとし、高電圧に耐えうるものを作成。電源トランス、チョークコイル、アウトプットトランスすべて日本製となっている。

筐体はエアータイト伝統のモノコック構成のメインシャーシで、肉厚の純銅サブシャーシを釣り構造で取り付け、メインの増幅基盤と大型ブロックコンデンサーの載る電源部を支えている。

ATM-2211Jの内部。職人がひとつひとつ手作りで仕上げている

フロントパネルは15mm以上のアルミ材からNC旋盤で削り出し。入力はRCAアンバランス1系統、XLRバランス1系統を搭載。スピーカーターミナルはドイツWBT社製のものをハイ(8Ω)とロー(4Ω)に独立して装備している。

サイズは400W×355D×255Hmmで、質量は約25.5kg。周波数特性は20Hz〜20kHz、入力インピーダンスは100kΩ、消費電力は250VAとなっている。

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