特殊素材「NCF」を調合

フルテック、空きコンセントに挿して電源ノイズを抑制する「NCF Clear Line」

2020/08/26 編集部:小野佳希
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フルテックは、空きコンセントに挿すことで電源ノイズを抑制してオーディオ機器の音質向上を図る「NCF Clear Line」を8月28日に発売する。価格は22,800円(税抜/1個)。

NCF Clear Line

電源タップまたは壁コンセントの空いているコンセントに挿入して利用するアクセサリー。静電効果を持つという特殊素材「NCF」を調合することでノイズの発生を抑制する。これにより、「静寂感が高まり、音の濁りがなくなることにより、埋もれていた音源本来の魅力を引き出す」とアピールしている。

ボディ部はナイロンとグラスファイバーで、そこにナノ単位の特殊セラミックパウダーとカーボンパウダーを一定比率で調合。これによって振動吸収効果を発揮するという。そして、静電気対策として特殊素材「NCF」を調合。制振効果に加え、静電効果も高めた。

電極部には、超低温処理および特殊電磁界処理の2段階処理を行う独自のα-Process(アルファプロセス)を施した、非磁性ロジウムメッキ純銅素材の導体を採用。エアコイルにもアルファプロセス処理を施している。

本体とハウシングは、自社特注の特殊な制振T10ステンレスネジとワッシャーで固定。工場で最適なトルク値でチューニングされており、専用工具を使用しない限り取り外しが非常に困難なセキュリティねじになっている。

ハウシング内部には制振性の特殊なナイロン樹脂絶縁リングを組み込んだNCFを採用。外側を特注のハイブリッドNCFカーボンファイバー+特殊クリア硬質コート塗料で仕上げた4層構造としている。

そのほか、密閉型の空気室にすることで、振動に対して内部の空気圧が抵抗となるよう設計。また、エンドカバーはNCF配合耐熱性ナイロン樹脂製の特殊な質感のものにしたことで振動を効果的に吸収するという。加えて、カバー部を凹凸構造の立体設計にすることで、NCF素材の面積を平面構造のものより約76%アップさせている。

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