「L100 Century」をオマージュ

JBL、復刻モデルを小型化させたブックシェルフ型スピーカー「L82 Classic」

2020/04/02 編集部:平山洸太
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ハーマンインターナショナルは、同社が取り扱うJBLブランドのブックシェルフ型スピーカー「JBL L82 Classic」を5月中旬に発売する。価格は250,000円(税抜/ペア)。専用スタンド「JS-80」と追加購入用のグリルも用意され、スタンドは30,000円(税抜/ペア)、グリルは20,000円(税抜/ペア)。

「L82 Classic」

1970年に発売された「L100 Century」をオマージュした「L100 Classic」をコンパクト化させた2ウェイ・ブックシェルフ型スピーカー。小型化により設置性の自由度を向上させたほか、クラシカルかつアイコニックなデザインを踏襲しているとする。

「L100 Classic」との比較

ウーファーには、L100 Classicに搭載した「JW300PW-8」を小型化させたという、8インチの「JW200PW-6」を採用。コーン紙にはホワイトカラーのピュアパルプコーンを使用し、高剛性アルミダイキャストにより低音再生時の振幅を抑制。ロングボイルコイル設計を採用する。

トゥイーターには、L100 Classicと同様の1インチ径ピュアチタン・ドームツイーターを最新バージョンとして搭載。ショートホーンタイプの大型フェイスプレートとフェイズプラグを採用し、現代のワイドレンジな高解像音源のポテンシャルを引き出すことが可能だという。

1インチ径ピュアチタン・ドームツイーター

また、ネットワークには高品位な回路を採用し、サウンドの微調整が行える高音域用連続可変アッテネータを搭載する。キャビネットは上位モデル譲りの堅牢なものを用いており、バスレフポートはキャビネット内外の開口部に大きなフレアーを配置。スリップストリーム・ポートを採用し、ポートノイズの抑制や低域の強調感に配慮している。

グリルは耐候性を高めたという新設計の「Quadrex Foamフロントグリル」で、カラーはブラック、オレンジ、ダークブルーの3色を用意。また専用のスチール製スタンド「JS-80」は、仰角をつけることにより、トゥイーターの指向性をリスニング・ポジションに向ける設計となっている。

スタンド使用イメージ

スピーカー(グリルを含む)の外形寸法は281W×473H×315.1Dmmで、13.2kg。再生周波数特性は44Hz - 40kHzで、クロスオーバー周波数は1.7kHz。また出力音圧レベルは88dB、インピーダンスは8Ω、推奨アンプ出力は25 - 150Wとなる。そのほか専用スタンドの外形寸法は330W×448H×360Dmmで、質量は5.4kg。

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