「FS 507 VX-JET」の後継機

ELAC、新“stepX-JET”ドライバー搭載のフロア型スピーカー「Concentro S 507」

公開日 2020/01/10 07:00 編集部:川田菜月
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ユキムは、同社が取り扱う独ELAC(エラック)のスピーカーシステム「Concentro S 507」を2月に発売する。価格は1,800,000円(ペア/税抜)。

「Concentro S 507」

Concentro S 507は4ウェイ・バスレフ型スピーカー。「500LINE」の新モデルとして従来機「FS 507 VX-JET」の後継機に位置付けられており、フラグシップシリーズ「CONCENTRO」の設計思想が反映されているという。

最新のJET 5cトゥイーターとアルミニウム振動板ミッドレンジ・ドライバーを同軸構成とした「stepX-JET」をELACのスピーカー・システムとして初採用。従来の「VX-JET」の進化系にあたるドライバー・ユニットで、従来は同軸ユニット全体をリアバッフルに配置したダイヤルによって前後に移動させて指向特性をコントロールしていたが、本機では付属する3種類のDCR(指向性制御リング)を交換することでリスニングエリアの直接音と間接音をコントロールする同社の特許方法が採用されている。

ユニット構成はJET 5cトゥイーター×1、φ50|130mm AL Coneハイ・ミッドレンジ×1、φ180mmAS-XR Coneロー・ミッドレンジ×1、φ150mmAS Coneウーファー×4となる。ウーファーはキャビネット側面に片側2基ずつ搭載。Impluse Compensated Designにより機械的振動を制御することで余裕あるクリーンな低音再生が可能としている。

ウーファーはキャビネット側面に配置

底面部にはダクトを設けており、壁の影響を受けにくくセッティングの自由度が高いダウン・ファイヤリング構造を採用。またハイヒール・タイプのデザインとした特徴的な脚部を用いている。仕上げはブラックハイグロス / ホワイトハイグロスを用意する。

ハイヒール・タイプのデザインが特徴の脚部

クロスオーバー周波数は120/400/2,600Hz、周波数特性は24Hz - 50kHz。能率は88dB(2.83V/m)、インピーダンスは4Ω、入力は定格240W(最大300W)となる。外形寸法は270W×1,220H×380Dmm(スパイク含む)、質量は37kg。

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