Grandiosoシリーズ初のスペシャルエディション

エソテリック、フラグシップSACDプレーヤー特別機『Grandioso K1X Gold Edition』。300万円で全世界50台限定

公開日 2019/11/21 15:15 編集部:川田菜月
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エソテリックは。同社フラグシップシリーズ “Grandioso” の一体型SACDプレーヤー「Grandioso K1X」に、全世界50台限定のゴールドエディション『Grandioso K1X Gold Edition』を2020年2月1日に発売する。価格は3,000,000円(税抜)。

『Grandioso K1X Gold Edition』

ゴールドのアルミボディとイエローアンバーの有機ELディスプレイを採用した、Grandiosoシリーズ初のスペシャルエディション。同社初代モデル「P-1/D-1」を彷彿とさせるレガシーな要素を取り入れたとしている。

トレイトップには1989年発売の「P-2s」と同じくゴールドメッキを施した専用デザインとし、ピンポイントフットやサイドネジもゴールドメッキとすることでプレミアム感を演出したという。

全世界50台限定生産となり、1から50までナンバリングした専用シリアルナンバープレートが背面に貼り付けられる。なお番号は選択不可。

仕様は通常モデル同様。同社トランスポート・メカニズムの基幹技術「VRDSテクノロジー」において、メカ単体6.6kg、ベース部含め13.5kgと従来比127%という史上最高の剛性と重量を実現した「VRDS-ATLAS」を搭載する。

さらに完全自社設計のディスクリートD/Aコンバーター「Master Sound Discrete DAC」を搭載。2chステレオ対応とし、クロックドライバー/ロジック回路/コンデンサー/抵抗などの要素により、1チャンネルあたり32のエレメントで構成。主要部品も全て独立させた贅沢な構成を採用する。

独自開発の64bit/512Fs対応のΔΣモジュレーターを搭載、DSD22.5MHzやPCM768kHzの再生に対応する。また専用開発したFPGAのデジタル処理アルゴリズムを採用。製造時は自社ファクトリー内にある、病院のオペ室と同レベルのクリーンルームで行われ、品質管理も徹底しているという。

ワイド&低重心設計とし、同時にターンテーブル駆動用モーターはターンテーブルの下側に配置。これにより振動がアースされるまでの経路を大幅に短縮化し、機械的ノイズを低減するという。

電源部は計4つの独立トロイダル電源トランスを搭載し、内蔵DACは左右チャンネルそれぞれで別電源を使用。ほか、集積回路を使わないディスクリート構成のレギュレーター「ローフィードバックDCレギュレーター」や、電気自動車産業向けに開発されたスーパーキャパシター「EDLC」を搭載し、低域の解像度など音質向上も図られてる。

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