「音楽の本質や実質的な再現性を重視」

KUZMA、高剛性なアルミ&真鍮製ハウジングのMCカートリッジ“CARシリーズ”4モデル

公開日 2019/11/21 12:15 編集部:成藤 正宣
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シーエスフィールドは、スロベニア・KUZMA(クズマ)ブランドの新製品として、MCカートリッジ“CARシリーズ”4モデルを、本日11月21日より発売する。ラインナップと価格は以下の通り。

KUZMAからMCカートリッジ4モデルが発

●「CAR-50」:1,100,000円(税抜)
●「CAR-40」:480,000円(税抜)
●「CAR-30」:380,000円(税抜)
●「CAR-20」:330,000円(税抜)

「CAR-50」

「CAR-40」


「CAR-30」

「CAR-20」
KUZMAの設計に基づき、この分野で50年以上の経験を積んだ日本企業の協力を得て製造したというカートリッジ。他のKUZMA製品と同様、真鍮パーツとアルミパーツの組み合わせでハウジングを構成しており、高い剛性と振動に対するダンピング効果を発揮。これにより、レコード溝から音楽情報を歪みなく抽出できるとしている。

アルミと真鍮による剛性の高いハウジングを採用する

また、サウンドの方向性について、同社では「現代的な高水準の解像度、中立性、透明性を確保しつつ、従来の温度感、重厚感、リズミカルなドライブ感もしっかりと持ち合わせた」とし、仕様上のデータよりも音楽の本質や実質的な再現性を重視するカートリッジと説明している。

直線を多用したシンプルなデザインを採用し、カンチレバー/スタイラスが目視しやすいため調整が容易。カバーはネジ止め式の無垢アルミ製で、カンチレバー/スタイラスをより安全に保護できるとしている。

各モデル間では、コイル線/カンチレバーの材質、スタイラスの形状、周波数レスポンス、インピーダンスが主な違いとなっている。

最上位モデルのCAR-50は、4N銀のコイル線/サファイア製カンチレバー/マイクロリッジ針を採用し、周波数レスポンスは10Hz〜45kHz、インピーダンスは6Ω。

CAR-40は4N銀のコイル線/ボロン製カンチレバー/マイクロリッジ針を採用し、周波数レスポンスは10Hz〜40kHz、インピーダンスは6Ω。

CAR-30は5N銅のコイル線/ボロン製カンチレバー/マイクロリッジ針を採用し、周波数レスポンスは10Hz〜35kHz、インピーダンスは6Ω。

エントリーモデルのCAR-20は、銅のコイル線/アルミニウム製カンチレバー/接合楕円針を採用し、周波数レスポンスは10Hz〜33kHz、インピーダンスは4Ωとなる。

その他、共通して出力電圧は0.3mV、針圧は2.0g、質量は17g。

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