軽量ヘッドシェル「AT-HS6」も発売

オーディオテクニカ、5種類の針先を揃えるVM型カートリッジ「VM95シリーズ」

2019/11/07 編集部:杉山康介
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
オーディオテクニカは、VM型ステレオカートリッジの新シリーズ“VM95シリーズ”6機種を11月15日より発売する。

“VM95シリーズ”6モデル

VM95シリーズは、出力電圧やダイナミックレンジ、周波数特性などを向上したというVM型ステレオカートリッジ。同社は昨年よりVM型カートリッジ「AT-VM95C」を国内で展開しているが、今年は同シリーズによってラインナップを拡充し、手頃な価格帯でアナログならではの音色のバリエーションを楽しむことを提案するという。

カンチレバーにアルミニウム、ハウジングには高剛性樹脂を使用し、4.0mVの高出力を実現。インサートナット構造によりトーンアームへの取り付け時にもナット不要となったほか、針先視認性を高め、狙った位置に針を落としやすいデザインを取り入れているとのこと。なお、取り付け可能なヘッドシェルは貫通穴タイプのもの(「AT-HS10」「AT-HS6」「AT-LH13H/15H/18H」)のみとなる。

シリーズのラインナップはそれぞれ異なる針を採用しており、またシリーズ内の製品であれば針交換も可能。様々な音の違いを手軽に楽しめるとしている。それぞれの特徴や価格は以下の通り(価格は全て税抜)。


・AT-VM95E:¥8,000
正確な情報を引き出す接合楕円針を採用したスタンダードモデル

AT-VM95E

・AT-VM95E/H:¥12,400
AT-VM95Eとヘッドシェル「AT-HS6」がセットになったモデル

AT-VM95E/H

・AT-VM95EN:¥15,000
軽量な無垢楕円針を採用したステップアップモデル

AT-VM95EN

・AT-VM95ML:¥23,000
低歪を実現する無垢マイクロリニア針を採用したミドルグレードモデル

AT-VM95ML

・AT-VM95SH:¥33,000
豊かな中低域を表現する無垢シバタ針を採用したハイグレードモデル

AT-VM95SH

・AT-VM95SP:¥12,000
曲率半径3.0milの接合丸針を採用した78 回転のSPレコード専用モデル

AT-VM95SP

また同社は、アルミダイキャスト製ヘッドシェル「AT-HS6」を同日の11月15日に発売する。価格は4,800円(税抜)で、ブラックとシルバーの2色をラインナップ。

「AT-HS6」ブラック/シルバーの2色をラインナップする

9.3gと軽量なユニバーサルトーンアーム用のヘッドシェル。アルミダイキャストボディは不要振動を抑制し、また針を落とす際の視認性に配慮されたフィンガーリフト設計となっている。リード線や取り付けビスも付属するため、簡単なインストールが可能だとしており、VM95シリーズにも対応する。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク