マルチchコンバーターと同時発売

RME、次世代伝送方式「AVB」対応USBオーディオインターフェース「Digiface AVB」

公開日 2019/10/09 18:23 編集部:押野 由宇
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シンタックスジャパンは、RMEブランドとして初めて次世代ネットワーク・オーディオ「AVB」に対応した「Digiface AVB」「M-32 AD Pro」「M-32 DA Pro」の3製品を、10月15日より発売する。価格はすべてオープンだが、Digiface AVBが132,000円前後、M-32 AD ProおよびM-32 DA Proが605,000円前後での実売が予想される。

「Digiface AVB」

IEEE (米国電気電子技術者協会) により策定された「Ethernet 経由で映像や音楽を伝送するための規格」である「AVB(Audio Video Bridging)」に対応するモデル。2018年6月に発表したモデルの正式なリリースが決定した格好だ。

Digiface AVBは192kHzのサンプリング周波数で最大128チャンネルの信号をAVBネットワークに転送・受信が可能なUSBオーディオインターフェース。最大256 チャンネルのオーディオデータの取り扱いが可能で、AVBプロトコル・スタックを使用したオーディオ・データの伝送管理を、MacとWindowsの両方で実現する。

また、AVBデバイス間とそれらのマネージメントにおける互換性が保証されるプロトコル「MILAN」にも対応。gPTP(generalized precision time protocol)と呼ばれるPTP標準のサブセットを使用することで、精度が極めて高く且つレイテンシーの少ないネットワーク伝送を実現。「伝送先でのオーディオ再生の精度がDanteやRavennaなどIPベースのネットワークに比べ遙かに優れている」ことが特徴とする。

M-32 AD Pro、M-32 DA Proは、32チャンネルAD/DAコンバーター「M-32 AD」「M-32 DA」をベースとした多目的マルチチャンネル・フォーマット・コンバーター。

「M-32 AD Pro」(上)、「M-32 DA Pro」(下)

ハイエンド仕様のコンバーターをはじめ、「ADI-2 Pro FS」に実装された最新のジッター抑制テクノロジー「Steady Clock FS」などの最高水準のコンポーネントを採用。AVB/MADI経由のデジタル・オーディオ伝送を高品位に行えるとしている。

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