ワインもスピーカーの音に酔いしれる

エムズシステム、第400回を迎えた「演奏家のいない演奏会」を帝国ホテルで開催

2019/03/27 Senka21編集部・竹内純
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エムズシステムは3月25日、400回目を迎えた「演奏家のいない演奏会」を帝国ホテル東京 桜の間で開催した。「演奏家のいない演奏会」とは、文字通り、ステージ上には誰もいない演奏会。主役はエムズシステムの波動スピーカーだ。「ひとりでも多くの人にこのスピーカーの音色に触れていただきたい」との思いから、2004年1月の第1回開催から回を重ね、記念すべき第400回を迎えた。

記念すべき400回目を迎えた「演奏家のいない演奏会」の演奏をつとめた3本の波動スピーカー

会場入り口には波動スピーカーのラインナップを展示

2003年、ジョアン・ジルベルトの初来日公演の際、1時間以上出遅れたジョアンの代役を務めた波動スピーカー。そのジョアン・ジルベルトのアルバムを皮切りに、冨田勲作曲の「源氏物語」、ベニー・グッドマン「Memories of You」と3曲を奏で、満席の200名のお客様がその音色に聴き入った。

会場となった帝国ホテル 桜の間にもエムズシステムの2台の波動スピーカーが導入されている

用意された200席は満席

4曲目を前に登場したのは、帝国ホテルのシェフソムリエ伊藤靖彦氏。エムズシステム代表・三浦光仁氏が「ワインは、色(視覚)、香り(嗅覚)、舌触り(触覚)、味(味覚)、人のセンサーの4感を刺激する稀有な飲み物です。それでは、1つ不足している聴覚をエムズシステムの波動スピーカーで刺激したらどうなるでしょう。五感が見事に刺激され、六感が働き出す。ワインは空気と触れ、時間が経過することで味が変わってきますが、それどころではないレベルの変化が起こります」と説明した。

エムズシステム代表・三浦光仁氏(写真右)と帝国ホテルのシェフソムリエ伊藤靖彦氏(写真左)

伊藤ソムリエ、そして、ワインを手にしたお客様がテイスティングした後、ワインを美味しくするエラ・フィッツジェラルドとルイ・アームストロングの世紀のデュエットが奏でられた。さて、聴く前と後でワインの味はどう変化したのか。テイスティングを行った伊藤ソムリエは、「甘味が倍になりました。口に入れた広がりも大きくなり、余韻は8秒から11秒に広がっています。短時間でこれだけ甘味が増したのは、音による振動がデカンタと同じ作用を与えているからだと思います。明らかに味が変わりました」。

曲を奏でる前と後でテイスティング。甘味が増すなど「明らかに味が変化した」と語る伊藤ソムリエ

200名のお客様も自らワインをテイスティングして違いを確認

会場となったのは帝国ホテル 桜の間にも、2つの波動スピーカーが設置されている。「音によるエアコンディショナーという考え方に共感され、導入いただいたものです。もちろん、客室にも導入いただいています」。本来、400回を記念するこの日のゲストとして迎える予定だったが、インフルエンザにより止む無く欠席された帝国ホテル会長・小林哲也氏リクエストのモーツァルト「オーボエ協奏曲」が、最後の曲として演奏された。

「五感を大事にする素敵なスピーカー」と語るゲストとして登場したミス・パリ・グループ代表 下村朱美氏。GINZA MISS PARIS「WASPA」にもエムズシステムの波動スピーカーが導入されている

「人の心にある不平、不安、不満を取り除くためにこのスピーカーは生まれてきました。心にゆとりができ、周りのことを考えられるようになります」とエムズシステムの波動スピーカーに込める開発者の想いを紹介した三浦氏。会場を埋め尽くした200名のお客様の笑顔に包まれ、「豊かな音色が空間に満ちるエムズシステムの波動スピーカーを、日本だけでなく、世界へ広げていきたい」とさらなる飛躍を誓った。

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