最新の試作機でレコードを演奏

<AUDIO BASE>サエク、新トーンアーム「WE-4700」再生デモを世界初披露。2019年春発売へ

2019/01/25 編集部:小澤貴信
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サエクコマースは、本日25日と明日26日の2日間にわたって開催されているオーディオイベント「TOKYO AUDIO BASE」にて、SAEC(サエク)ブランドとして30年ぶりとなるトーンアームの新製品「WE-4700」を出展。試作機にて、世界初披露となる実演デモを行っている。また、2019年春に発売予定であることがアナウンスされた。

会場で披露、演奏デモも行った「WE-4700」試作機

WE-4700は2018年5月に独ミュンヘンで開催された「High End Munich」で発表(関連ニュース)され、大きな注目を集めた。その後、国内のイベントにも度々出展されていたが、実際に再生を行うデモが披露されたのは今回が世界初となる。

従来モデルの10倍の精度を実現したという話にも頷ける、精密性が見て取れる

WE-4700は、サエクの往年の名機である「WE-407/23」の進化バージョンとして開発された、ダブルナイフエッジ構造のトーンアームとなる。同モデルをベースとしつつ、最先端技術を駆使した精密加工によって当時の10倍という精度を実現したという。本機の詳細についてはHigh Endのニュース記事および山之内 正氏のHigh Endレポートで詳しくお伝えしている。

サエク、IKEDAなどのブランドが出展したブースの模様

ラックスマンのアナログプレーヤー「PD-171AL」と組み合わせてデモを実施

今回デモが行われている試作機は、基本的な構造は従来公開されてきた試作品と同様だが、細部のブラッシュアップが行われているとのことだ。25日には、オーディオ評論家の小原由夫氏がこのWE-4700のデモおよび詳細解説を含む講演を行った。なお。今回出展されたWE-4700も試作段階であり、2019年春の発売に向けて、今後さらなる音質チューニングやブラッシュアップが行われるという。

ブースの模様は追ってお伝えする。

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