JUNONEブランドの試作機も登場

<TIAS>トライオード、真空管モノパワー「TRX-P300M」披露。Cocktail Audio「X50Pro」も

2018/11/16 編集部:平山洸太
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ハイエンドオーディオブランドが集う2018 東京インターナショナルオーディオショウ(TIAS 2018)が開幕。トライオードは、同社TRIODEブランドの真空管モノラル・パワーアンプ「TRX-P300M」、同社が取り扱うCocktail Audio(カクテルオーディオ)の「X50Pro」といった新製品、JUNONEブランドからプロトタイプの真空管アンプ「845S」などを展示している。

トライオードのブース

同社の取り扱うSPENDORのスピーカーや、カクテルオーディオの製品が並ぶ

来年1月に発売予定の「TRX-P300M」(関連ニュース)は試聴デモを実施。TRX-P300Mは、直熱三極管300Bを搭載する真空管モノラル・パワーアンプで、価格は480,000円(ペア/税抜)。同社「TRX-P3M」の後継機という扱いで、メーターを廃止して、入力もRCA1系統するというシンプルな構成にすることで、音質の向上を目指したという。

プレーヤーは中央の「X50Pro」を使用し、ほかのアンプで比較試聴を行う

「TRX-P300M」

小型の真空管プリメインアンプ「Pearl」は、大規模イベントでは初展示とのこと。女性を含め様々なユーザーが使いやすいよう、コンパクトかつデザインを重視して設計された “ジュエリーシリーズ” の最新モデルで、2012年に発売した初代モデル「Ruby」にパールホワイトの塗装が施され、真空管の照明にはブルーLEDが採用されている。

「Pearl」

カクテルオーディオのデジタルミュージックサーバー「X50Pro」は、今回のイベントで実機を初披露。ネットワーク/CDトランスポート、ミュージックサーバーとして機能し、DACを非搭載とすることでデジタル機能に特化したというモデルとなる。発売は12月を予定している。

「X50Pro」(ゴールド)

X50Proのリモコン

プロトタイプなど2点の真空管アンプも参考出展。1つめはトライオードの上位ブランド JUNONEから真空管プリメインアンプ「845S」。こちらは初期段階の試作だという。ステレオ・パワーアンプとしても利用可能で、「しっかりと作り込んでいくので、現状では発売・価格ともに未定」と説明していた。

「845S」

2つ目は「MUSASHI」と呼称される真空管プリメインアンプ。KT-150の真空管を使用したプッシュプルアンプで、来年から海外で発売予定。しかし国内販売の予定は現状ではないという。

「MUSASHI」

そのほか同社が取り扱う中国の真空管メーカー、PSVANE(プスバン)の真空管「Acme 845」「Acme 300B」も参考出品。こちらも価格・発売日ともに未定とのことだ。

「Acme 300B」

「Acme 845」

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