筐体にはNFシリーズ初アルミダイキャストを採用

フォステクス、独自開発のφ10cmHR形状ウーファーを搭載した小型アクティブスピーカー「NF04R」

2018/11/13 編集部:川田菜月
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フォステクスカンパニーは、独自開発のφ10cmHR形状ウーファー搭載の小型アクティブスピーカー「NF04R」を11月下旬から発売する。価格は50,000円(税抜/1台)。

「NF04R」

NF04Rは、2017年のInterBEEなどで参考展示、また今月1日 - 4日に都内で開催されたイベント『MUTEK.JP』にも出展していた小型アクティブスピーカーで(関連ニュース)、発売時期と価格が決定したかたち。筐体にはNFシリーズでは初となるアルミダイキャスト・ボディを採用しており、内部にはφ10cmHR形状ウーファーとφ19mmソフトドーム・トゥイーターを搭載した2ウェイ・バスレフ型となる。

ウーファー・ユニットはシリーズ最小サイズ。振動板に採用するHR(HP ROTATION)形状は、内部応力として、せん断応力のみ働いて曲げ応力が働かないため、軽量かつ高剛性で、分割振動による共振を分散、これによりタイトでハイスピードかつ、サイズを超えた低音を再生できるとする。

アップロールとダウンロールをタンジェンシャル面で結合した「UDR タンジェンシャル・エッジ」構造と「プッシュプル・ダンパー」を採用し、エッジの逆共振を排除してレスポンスの良い中低域を実現するとのこと。

トゥイーターには、微小信号に対しても追従性かつ再現性の高い、ウレタン・フィルムをクロス材にラミネートしたポリ・ウレタン樹脂から造られたUFLC振動板を採用。長時間使用にも安定した動作を実現し、高域は忠実でナチュラルな伸びを可能にするとしている。

ウーファー用に30W、トゥイーター用に20Wの高性能Dクラス・アンプを搭載し、バイアンプ方式で駆動する。音圧レベルはリスニング環境に合わせて、低域特性は0dB/-2dB/-4dB/-6db、トゥイーターは0dB/-2dBで調整可能。また外部オーディオ機器の出力レベルに合わせて、ゲイン出力を0dB/+10dBで切替えることもできる。

再生周波数帯域は57Hz - 36kHz、入力インピーダンスは20kΩ以上。入力端子はXLR-3-31タイプのバランス端子と、φ6.3mmTS フォーンアンバランス端子を装備。消費電力は30W。外形寸法は120W×189H×157Dmm(突起物含まず)、質量は約3.1kg。

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