トランス搭載型として初

スペック、コンデンサー“響一”搭載のプリメインアンプ「RSA-M88」

2018/11/06 編集部:平山洸太
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スペック(株)は、同社が開発する “リアルサウンド・アンプ” シリーズの新モデルとして、プリメインアンプ「RSA-M88」を11月30日に発売する。価格は780,000円(税抜)。

「RSA-M88」

トランス搭載型のプリメインアンプとして初めて、電源部にコンデンサー「響一(ヒビキイチ)」を搭載したモデル。これにより「美しい余韻と力強いエネルギー感のあるサウンド」を実現したとしている。

アンプには、PWM方式のDクラスアナログアンプを採用。パワー段をドライブ能力の高いPWM(パルス幅変調)スイッチング方式とすることで、「真空管式アンプのような中高域の繊細さ」と「導体のウーファーを制御する駆動力の高さ」を兼ね備えたと同社は説明する。

筐体にはスプルース(オーストリア産の積層ソリッドパネル)を使用し、インシュレーター部には北海道産イタヤカエデを採用する。楽器のような自然な響きを得るために最適な構造にするとともに、最適な振動特性の確保、滑らかな振動吸収性の実現を図ったという。またノイズ対策として、シャーシの内側には上級機「RSA-F11」と同様にEMCコーティングが塗布されている。

背面

パワー段の直前にアナログ電子アッテネーターを埋め込むピュア・ダイレクトシステムを搭載。「伝送レベルは大きい方が微小信号の欠落が少ないという考え」に基づきパワー段で音量調整を行う機能で、「作曲者、演奏者の意図する細やかな楽音を最大限に表現」するとアピールされる。

デザイン面では、従来のセレクタースイッチを改良し、音量ボリュームとシンメトリーな配置とした。また、セレクター、音量ボリュームの周りは、昼光色に発光する。

最大出力は120W×2(4Ω)で、周波数特性が10Hz - 30kHz(6Ω1W)、高周波歪率は0.02%。入力感度は300mVrmsで、ゲインは37.3dBとなる。入力端子はXLR×2、RCA×3で、スピーカー出力端子は1系統。外形寸法は440W×125H×414Dmmで、質量は16.0kg。

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