独自開発ケブラーコーンドライバー採用

QUAD、“Classic Signatureシリーズ”のトールボーイ型スピーカー「23L Classic Signature」

公開日 2018/02/22 16:21 編集部:伊藤 麻衣
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(株)ロッキー インターナショナルは、同社が取り扱うQUAD(クオード)のスピーカーシリーズ“Classic Signature”より、トールボーイ型の「23L Classic Signature」を発売した。カラーは、ピアノマホガニーとマットマホガニーの2色をラインナップ。価格は、ピアノマホガニーが295,000円、マットマホガニーが265,000円(いずれもペア・税抜)となる。

「23L Classic Signature」

本製品は、同ブランドで長年人気を得ている“Classic Signatureシリーズ”のトールボーイ型スピーカー。ユニットに、独自開発の双方向ケブラー織りを採用した25mmケブラー・コーン・トゥイーター、125mmケブラー・コーン・ミッドレンジ、125mmケブラー・コーン・ウーファーを搭載する。

ケブラー・コーンは、制震効果をもつ樹脂を含んだ素材を格子織りにすることで適切な合成・強度・重量を実現したとしている。

筐体内部には、精密に設計したウェーブガイドを備え、中低音と高音を統合。ベース・ミッドレンジユニットのモーターシステムは、高効率の二重巻きボイスコイルと高ガウスマグネットの採用で、直線的な動きと歪み低減を実現した。

また、ベースドライバーの二重25mmボイスコイルは、アルミ合金製のキャリアまたはボビンに巻かれている。中央のコイル領域から熱を放散し、ロングスローのドライバーのパフォーマンスを維持し、コイルはコーン領域内の圧力上昇による影響を低減するために通気される。

さらに、アルミダイカスト合金製のシャーシにより、大きな力が加わった場合にもすべてをコントロールした状態を保てるとしている。

ドライブユニットは、信号経路の低歪みインダクターと高明瞭度のポリプロピレンコンデンサーを使用した、高度なフェーズリニアクロスオーバーを採用。これにより、「真のステレオ・イメージを作成する」QUADサウンドを実現している。

スピーカー端子はバイワイヤリング対応。キャビネットはマルチレイヤー構造と内部ブレースを組み合わせ、カラーレーションと共振を低減を図っている。また、独自開発繊維で内部反射を無作為化し、定在波が形成されないように配慮したという。

端子部

仕上げは、ピアノ(グロス)とマットの2種類を用意。ピアノ仕上げは、塗装後に約1週間かけて乾燥させたあと研磨しているとのこと。各製品には、品質と性能の証明として、音響デザインディレクター ピーター・コモー氏のメッセージを含む認証書が付属する。

周波数特性は40hz〜23kHz、出力音圧レベルは88dB(2.83V/1m)、定格インピーダンスは8Ω、クロスオーバー周波数は450Hz、2.2kHz。水晶パワーアンプ出力は50W〜200W、外形寸法は225W×925H×316Dmmで、質量は17.2kg(1本)。台座とスパイクが付属する。

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