“TEAC Reference OCXO”

ティアック、独自OCXOを採用した10MHzマスタークロックジェネレーター「CG-10M」

公開日 2017/10/18 15:15 編集部:小野佳希
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ティアックは、10MHzクロック信号を送出するマスタークロックジェネレーター「CG-10M」を10月28日に発売する。オープン価格だが148,000円前後での実売が予想される。

CG-10M

USB-DACやネットワークプレーヤー、CDプレーヤーなどと組合せて使う外部クロックジェネレーター。同社では「あらゆる10MHzクロック入力対応製品の性能を最大限に引き出す」としている。IFAで参考展示していた製品(関連ニュース)が正式発表された格好だ。

心臓部にあたる水晶発振器には、恒温槽を備えた発振安定度が高いという“TEAC Reference OCXO”(Oven Controlled Crystal Oscillator)を採用。周波数温度特性+/-3ppb以内、周波数精度+/-0.1ppm以内という高精度スペックを実現した。

また、フロントパネルのアナログメーターは、一般的には確認できないOCXO内部の発振安定状態を常時表示。OCXOの安定動作状態が確認できるようにしている。

出力端子として4系統の金メッキBNC端子を装備。完全独立分離した回路構成により各系統間の干渉を限りなく排除しているほか、大容量トロイダルコア電源トランス搭載によって安定した電流を供給できるようにしている。

脚部は特許も取得している独自の3点支持ピンポイントフットで、「簡単に確実なピンポイント接地が可能」だとしている。また、前面・天面およびサイドパネルには電波ノイズに強いアルミニウムを採用している。なお、TEAC製品では「UD-503」および「NT-503」で動作確認済みだという。

背面端子部

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
新着記事を見る
  • ジャンルその他
  • ブランドTEAC
  • 型番CG-10M
  • 発売日2017年10月28日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格148,000円前後)
【SPEC】●クロック出力コネクタ:BNC×4系統 ●出力周波数:10MHz ●出力インピーダンス:50Ω ●出力レベル:0.5Vrms (サイン波) ●クロック安定時間:約2分 (電源オンから発振器安定まで) ●周波数温度特性:+/- 3ppb以内※ppb=10-9 ●周波数精度:+/- 0.1ppm以内 (出荷時)※ppm=10-6 ●消費電力:ウォームアップ時 15.6W、安定時 8.5W ●外形寸法:290(W)×84.5(H)×248.7(D)mm (突起部を含む) ●質量:3.6kg