プロオーディオの技術を投入

Prism Sound、ハイブリッドDPLL回路クロック搭載のUSB-DAC内蔵プリアンプ「Callia」

公開日 2017/07/21 10:39 編集部:押野 由宇
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ミックスウェーブは、プロオーディオブランドPrism Sound初のコンシューマー向け製品となるUSB-DAC内蔵プリアンプ「Callia」を、7月28日(金)より発売する。価格はオープンだが、257,000円前後での実売が予想される。

Callia

Prism Soundは、レコーディングやマスタリング分野で使用されるアウトボードや測定器などを扱うブランドで、世界中の音楽スタジオ、映像ポストプロダクション、放送局などにその製品が導入されている。同社初のコンシューマー向け製品となるCalliaは、音楽鑑賞に特化した仕様ながら、プロオーディオでのノウハウが投入されたモデルとなる。

USB接続での最大対応サンプリング周波数/bit数はPCM 384kHz/32bit、DSD 5.6MHzまで。なお、192kHzを超えるものは独自の高性能なデシメーションフィルタを用いて、サンプルレートを2の倍数で低減して再生する。また、48kHzから派生したレートである6.144Mbit/sと12.8Mbit/sもサポートする。

クロックには同社のプロ向け製品と同じ「CleverClox」ハイブリッドDPLL回路を採用し、非常に低ジッターで高精度なクロックを生成するとしている。ヘッドホンアンプは新設計され、プリセットの切り替えにより、幅広いヘッドホン感度やインピーダンスに対応可能。滑らかでバランスの良好な、過度に色付きのない音質を提供するとしている。出力インピーダンスは4Ωで、ダイナミックレンジは113dB、ゲイン精度は±0.05dB。

背面には入力端子としてUSB-B、RCA同軸デジタル、光TOSを各1系統装備。アナログ出力はRCAとXLRを1系統ずつ備える。ほか、DIPスイッチを搭載しており、ラインボリュームコントロールの稼動/停止、DSDヘッドルーム選択、ヘッドホン出力のインピーダンスが設定できる。

背面部。入力はデジタル系統のみとなる

本機の販売に先立ち、フジヤエービックでは先行予約を開始。また、7月22日(土)の13:00〜18:00にフジヤエービック Part3にて、試聴会が開催され、来場者には店頭限定で先行販売が台数限定で行われる。

【製品に関する問い合わせ先】
ミックスウェーブ プロオーディオ部
TEL/03-6804-1681

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  • ジャンルプリアンプ
  • ブランドPRISM SOUND
  • 型番Callia
  • 発売日2017年7月28日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格257,000円前後)
【SPEC】●最大対応サンプリング周波数/bit数:384kHz/32bit PCM、5.6MHz DSD ●ヘッドホン出力インピーダンス:4Ω ●入力端子:USB-B×1、RCA同軸デジタル×1、光TOS×1 ●出力端子:RCA×1、XLR×1、6.3mmステレオヘッドホン×1