エスカートは6月発売予定の新製品展示

<OTOTEN>スタックス「SRM-T8000」は初回生産分が完売/フルテック、電源タップ最上位機

2017/05/13 編集部:伊藤 麻衣
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OTOTEN AUDIO・VISUAL EXHIBITION 2017」が5月13日(土)〜14日(日)に有楽町・東京国際フォーラムで開催されている。本記事では、スタックス/フルテック/エスカート/メルコシンクレッツ/オヤイデ電気/光城精工/アイコール/ボルトアンペアの展示内容を紹介する。

■スタックス

スタックスのブースでは、静電型イヤースピーカー向けドライバーユニットのトップエンドモデル「SRM-T8000」を出展。4月に開催された「ヘッドホン祭2017春」でも、開場するなり試聴を求め詰めかけたユーザーの列ができていた製品だ。従来モデルから端子部を一新するとともに、高品位・高音質なパーツにこだわって開発したという。価格は595,000円(税抜)。発売は6月だが、初回生産分の50台はすでに完売しており、7月に再販する予定とのことだ。

SRM-T8000

■フルテック

フルテックのブースでは、特殊素材“NCF”を使用した電源タップのフラグシップ機「E-TP809 NCF」とフォノケーブル「Ag-16シリーズ」をメインに出展。いずれも6月に発売を予定している。

E-TP809 NCF

Ag-16シリーズ

E-TP809 NCFは、静電気対策として特殊素材“NCF”を調合したコンセントパーツとACインレットパーツを採用。筐体はアルミ合金製で、トッププレートはカーボンファイバーを採用する。インレットには高品位ロジウムメッキ処理を施している。内部の各配線を分離したセパレート構造とし、電磁波や静電気を非接触で極限まで吸収除去するというGC-303を採用。そのほかにも、音質向上のための技術を投入しているとのことだ。価格は360,000円(税抜)。

Ag-16シリーズは、ケーブル芯線に純銀コーティングα-OCCを施したα導体を採用。3層シールド構造により外部ノイズの遮断を図っている。DIN/RCA仕様、L-DIN/RCA仕様、RCA-RCA仕様の3タイプを用意。価格は、93,000円(税抜)で、RCA/RCA仕様のみ98,000円(税抜)となる。

そのほかのNCF採用製品も展示されている

■エスカート

エスカートは、同社が取り扱うMISTRALの新製品「Desktop Speaker Stand」を出展している。本体はアルミ製で、スパイクで高さと角度を調整することで、スピーカーの向きを最適なポジションに設置可能としている。6月中旬の発売を予定しており、価格は16,000円前後(ペア)になるとのこと。また、Ventoの調音パネル「スクエア」の大きいサイズを参考出展している。

Desktop Speaker Stand

音パネル「スクエア」の大きいサイズも

■メルコシンクレッツ

メルコシンクレッツのブースでは、DELAブランドの“デジタルミュージックライブラリ”(オーディオ用NAS)「HA-N1ZH30/2BK」と「HA-N1AH20/2」(関連ニュース)を展示している。両モデルは、昨年秋に発表された最新モデル。ハードウェア面を刷新し、USB-DAC接続専用端子の搭載や電源の強化により、音質を高めたことが特徴となっている。同社社長の荒木甲和氏は「新しい機能を増やしていくことも大事だが、その一方でそもそもDELAで何ができるのかを、DELAを知らないユーザーにしっかりと伝えていきたい」とコメントしてくれた。

HA-N1ZH30/2

HA-N1AH20/2

■オヤイデ電気

オヤイデ電気のブースでは、ブースでは、オヤイデ電気ブランドのケーブルやアクセサリーと、同社が輸入代理店を務めるエントレック社の仮想アース装置「ミニムス」「シルバーミニムス」を展示している。

ケーブは断面を見ることもできるよう展示

様々なアクセサリー製品も展示されている


エントレック社の仮想アース装置「ミニムス」「シルバーミニムス」
また、上記の製品を用いた試聴会も実施。司会は、同社のオーディオブログ「オーディオみじんこ」でおなじみの荒川敬氏がつとめる。明日14日(日)の試聴会スケジュールは、13時からオヤイデ試聴会、15時からエントレック試聴会となっている。

荒川敬氏による試聴会の様子。多くの来場者が訪れていた

■光城精工

光城精工のブースでは、自社のオーディオブランド“KOJO”のポータブルヘッドホンアンプ「KM01-BRASS」や「PAMP」「FARAD」を出展している。そのほか、本革を使用したハンドメイドの小物入れ「WINDE」の、内側に和紙を使用したバージョンを参考出展。また、インスタグラムの光城精工のアカウントをフォローすると、本革を使用したクリーナークロスがもらえるキャンペーンも行っている。

右から「KM01-BRASS」「FARAD」「PAMP」

参考出展の小物入れと「PAMP」

■アイコール

アイコールは、レコードクリーニングマシン「Clean Mate IQ1100A」をメインに展示。実際にレコードを用いてクリーニングのデモを行っている。同製品は、新潟県燕市に拠点を置くメーカーによる国産品で、バキューム機能を備えるほか、独自の除電ブラシも搭載する。付属のクリーニングブラシは、0.02mmの超極細の毛先を備え、レコードの溝の奥まで洗浄できるという。

Clean Mate IQ1100A

■ボルトアンペア

ボルトアンペアは、オーディオ用電源やケーブルの販売・開発を行っているメーカー。同社のブースでは、自社ブランド“Volt Ampere”より、低ノイズ・高効率とされるニプロン社の機器組み込み型電源ユニットを使用した出力DC12VのACアダプター「GPC-DC12」の展示/デモを実施している。

GPC-DC12

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