ファームウェア/アプリのアップデートを実施

Aurenderのメディアサーバー、TIDALなどストリーミング音源をマイ・ライブラリへ追加可能に

公開日 2017/03/03 13:23 編集部:小澤貴信
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エミライは、同社の取り扱うAurenderのメディアサーバー製品について、システムソフトウェアおよび専用コントロールアプリのアップデートを発表した。

Aurender「W20」

今回のアップデートにて、TIDALやQobuzなどのストリーミングコンテンツを、ローカル・ライブラリに統合して運用することが可能となった。またMQAや、MQAストリーミングを行うTIDAL MASTERSに関連したアップデートも実施された。

専用アプリ「Aurender Conductor」

TIDAL、Qobuz(いずれも日本未導入)などの音楽ストリーミングのコンテンツを、ローカル・ライブラリに登録することができるようになった。登録は、アルバムカバーまたは曲タイトル名を長押し、「マイ・ライブラリに加える」をタップすることで行える。

従来から同じプレイリスト上でローカル楽曲/ストリーミングを扱うことはできたが、今回のアップデートにより、ローカルファイルとストリーミングのよりシームレスなライブラリ運用が可能になるようだ。

MQA関連では、MQAファイルがローカル・ライブラリに保存されている場合,MQAアイコンが曲のタイトル名の横に表示されるようになった。また「ビット数・サンプリング周波数」ボタンをから、MQAファイルのみをフィルターすることも可能になった。

なおMQAのデコードには非対応で、MAQの音質をフルに活かすにはAurender製品をMQA対応DACと接続する必要がある。また、日本未発売のアナログ出力搭載モデル「A10」は、アナログ出力のみMQAのフル・デコードに対応。A10はMQAファイルのデコード状況をフロントパネルおよびコントローラーアプリ上に表示できる。

TIDAL関連では、TIDAL Mastersの音源をアルバム選択時にフィルターできる機能を追加した。また、アルバムのクレジットとレビュー情報が利用可能な場合、コンテンツ・ウィンドウを右にスワイプするか、曲またはアルバムの詳細情報画面を上にスワイプすることで、表示される拡張ウィンドウ・ビュー上でこれらの情報を閲覧できるようになった。

Aurender製品のソフトウェア「AMS」(Aurender Media Software)もアップデートされた。まず、アルバム検索機能のルールを変更。フォルダ(ディレクトリ)はアルバムの判断する基準として機能するため、アルバムのトラック(音楽ファイル)はすべて同じ(直接の)フォルダの下に配置する必要がある。複数のフォルダ間に複製された音楽ファイルは,同じアルバムとして扱われない。また、特定のファイルでタグ情報を正確に取り扱えない不具合を修正した。

「N10」「W20」については、サンプリング周波数を88.2kHzに設定した場合、特定の環境下でDSD-PCM変換機能が動作しない不具合を修正。DSDデータ再生時の安定性も向上させた。

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