新たな響きの創造目指す

斬新な楽器配置の「デア・リング」オケがジョセフ・リンとモーツァルト〈トルコ風〉に挑戦

公開日 2017/02/07 10:58 編集部:小澤 麻実
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録音プロデューサー/音楽プロデューサー 西脇義訓氏が手掛ける「デア・リング東京オーケストラ」。従来の楽器配置にとらわれず、団員が自由に座る場所を選び、全員が前向きで演奏するというユニークかつ実験的な手法を採用している。これまでにブルックナーやベートーヴェン、チャイコフスキーなどのCDをリリースしてきたが、このたびソリストにヴァイオリニストのジョセフ・リン氏を迎え、モーツァルトの協奏曲に初挑戦。そのディスクが1月27日から発売されている。価格は2,800円(税抜)。


ジョセフ・リン氏は若手のホープとして期待を集めるヴァイオリニスト。ジュリアード音楽院プレカレッジからハーバード大学神学部に進むというキャリアを持ち、知性や高潔な人柄は演奏にも表れている。ジュリアード弦楽四重奏団の第1ヴァイオリン奏者を務め、日本でも数々のリサイタルやオケ協演を行っている。

ジョセフ・リン氏をソリストに迎えて協奏曲に挑戦

今回取り上げたのは、ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219〈トルコ風〉。リン氏による弾き振りで、カデンツァも同氏の手によるもの。収録は府中の森芸術劇場「ウィーンホール」にて行った。

従来とは全く異なる実験的な楽器配置を採用している

モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219「トルコ風」、交響曲第29番イ長調 K.201/デア・リング東京オーケストラ
<収録曲>
・モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219「トルコ風」
 ジョセフ・リン ヴァイオリン&指揮(カデンツァ:ジョセフ・リン)

・モーツァルト:交響曲第29番イ長調 K.201
 西脇義訓 指揮

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