平林直哉氏を案内人に1910〜30年代のオーケストラを聴く

富士レコード、第16回SPレコードコンサートを2月26日に開催

公開日 2017/01/25 14:54 季刊analog編集部
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神田神保町の富士レコードでは、2月26日(日)の午後3時30分より、神田古書センター7階「イベントスペース・ほんのまち」にて、第16回SPレコードコンサートを開催する。


『SP時代の録音から辿る演奏の歴史』〜文献をもとにした古楽器研究は本当か?〜
今回のテーマは『SP時代の録音から辿る演奏の歴史』〜文献をもとにした古楽器研究は本当か?〜として、案内人には音楽評論家であり、GRAND SLAMレーベル復刻CDの制作者でもある平林直哉氏(『季刊analog vol.34』の「オープンデッキに夢中」にて訪問取材を掲載。[2011.12.15刊])を迎え、1910年から1930年代のオーケストラ演奏を聴いていくという。機材には、1926年米国製ヴィクトローラ「クレデンザ」の手巻蓄音機を据え、スピーカーは1934年英国製ヴォイト・ドメスティックコーナーホーンを使った電気再生で楽しむとのこと。


今回の案内人は音楽評論家でGRAND SLAMレーベル復刻CDの制作者、平林直哉氏
詳細は以下となっている。

「主として、1910年代後半から1930年代前半までのオーケストラ録音をご一緒に聴いていこうと思います。この時代の録音は観賞用としては不向きなものも含まれますが、じっくりと耳を澄ませば、そこには当時を生きたフルトヴェングラー、ワルター、メンゲルベルクらの生まれ育った土壌が浮かび上がってきます。と同時に、それ以前の1880年から1890年頃の演奏様式にも思いを馳せることができるのです。言い換えれば、文献をもとにした古楽器研究よりも、このような録音を聴くほうが古い演奏様式を知るためには重要なのです。」

「第16回SPレコードコンサート」
●日時:平成29年2月26日(日)午後3時30分開演(3時開場・6時頃終演)
●場所:神田古書センター7階「イベントスペース・ほんのまち」
●入場無料:定員50名
●参加方法:事前に富士レコード社古書センター9階へお申し込み、無料入場券を入手
●案内人:平林直哉氏(音楽評論・CD製作者)
●主催/問い合わせ:
富士レコード社 神田神保町古書センター9階
TEL/03-3264-8546

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