ヒートシンクに銅を採用し、熱吸収率を向上

アクシス、Dan D’Agostinoのパワーアンプ「MOMENTUM M400」。ペア1,000万円

2016/12/02 編集部:川田菜月
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アクシス(株)は、Dan D'Agostinoのモノブロック・パワーアンプ「MOMENTUM M400」を12月に発売する。価格は1,000万円(ペア・税抜)で、カラーはシルバー/ブラック。

本機は、同ブランドの従来モデル「MOMENTUM Monoblock(M300)」の基本コンセプトを継承しつつ、増幅回路を一新したというモノブロック・パワーアンプ。M300と同様、アルミブロック削り出しシャーシを採用した小型筐体ながら、出力は400W(8Ω)、800W(4Ω)、1600W(2Ω)とパワーアップしている。

「MOMENTUM M400」

左右にヒートシンクを備えており、素材にはパワーアンプの出力デバイスの放熱用としては初となる「銅」を採用。アルミと比較して1.7倍の熱伝導率を有し、熱を素早く吸収する。また、冷却機構には「ベンチュリ」構造を採用。放熱穴の下から上に吹き抜ける空気の流れを加速させ、効率よく冷却することが可能とのこと。

フルコンプリメンタリーデザインの新ドライバー回路を搭載。出力段に従来比で2倍の送電が可能となり、よりリッチな質感の音を再現するとしている。

ドライバーステージとパワーステージのパワートランジスタには、高速/高出力とされる同一のバイポーラ型を採用。NPN/PNPペアをドライバーに4組、パワーに12組、計32個の構成される。コンデンサ/抵抗ネットワークは、高い安定性を有する特製品を採用するとのこと。

従来比で20%増強した1,800VAのパワートランスを搭載。ディスクリート回路を搭載する基板材には、耐熱能力に優れるというスルーホール構造を採用する。

周波数特性は1Hz〜200kHz(-1dB)/ 20Hz〜20kHz(±0.1dB)、歪率(400W@8Ω)は、0.1%@1kHz、S/N比は105dB(un-weighted)、ゲインは26.5dBとなる。

端子部はバランスXLR入力×1、高品位バインディングポスト出力×1を備える。入力インピーダンスは1MΩ、出力インピーダンスは0.12Ω。

外形寸法は、318W×133H×546Dmm、質量は40.8kg。

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