武藤英明指揮、チェコ国立室内管弦楽団パルドビツェ

作曲家・新垣 隆の新曲が世界初演。2月1日、3日にコンサート開催

2016/11/28 季刊オーディオアクセサリー編集部
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作曲家・新垣隆の新曲が世界初演されるコンサートが、2017年2月1日(水)、2月3日(金)に行われる。武藤英明指揮、チェコ国立室内管弦楽団パルドビツェによる演奏で、演目は新垣隆作曲の「弦楽オーケストラとフルートの為のFMM」、シューマンの「4本のホルンと管楽器のためのコンツェルトシュテュック」、ベートーヴェンの「交響曲第7番」。

指揮は武藤英明、演奏はチェコ国立室内管弦楽団パルドビツェ

シューマンの「4本のホルンと管楽器のためのコンツェルトシュテュック」は、高度な技量を持つホルン奏者4人が必要なため、なかなか演奏が実現しない楽曲だが、今回、2010年ミュンヘン・コンクール第一位などの賞を総なめにした驚異の俊英、プジェミスル・ヴォイタをはじめとした世界的な技量をもつ4人のホルン奏者が結集する。深みのあるホルンならではの美しいアンサンブルや響きを堪能したい人は必聴である。 

また、今回世界初演となる、注目の作曲家・新垣隆の新曲は、新垣が同オーケストラのためにその特性を生かして書いた音楽だという。指揮者、武藤英明が作曲を新垣隆に依頼し、このたび世界初演の運びとなった。本コンサートは熊本大震災復興チェリティーコンサートであり、新垣氏はさまざまな人への追悼への思いを込めて作曲を進めているという。

チェコ国立室内管弦楽団は、高度な音楽文化をもつチェコの名門オーケストラのひとつで、チェコの伝統に培われた響きの良さで知られる。ここに今回、ホルンの名手たちが加わり、アナログ管楽器の最高の響きを堪能できる機会となっている。

指揮の武藤英明は、桐朋学園大学で斉藤秀雄に指揮を学び、1976年にチェコのプラハに渡り、名指揮者ズデニェク・コシュラーに師事。「プラハの春」国際音楽祭にプラハ放送交響楽団、名古屋フィルハーモニーを指揮して出演するなど、ヨーロッパと日本で活躍している国際的な指揮者。近年は「のだめカンタービレ」の演奏指揮、オーケストラ指導を務め、ドラマのオープニング・テーマに使われたベートーヴェン交響曲7番は、この番組により日本で飛躍的に有名になった。

チェコを代表するオーケストラのひとつであるチェコ国立室内管弦楽団パルドビツェとの2014年来日公演では、ボヘミア音楽の神髄を伝える息のあった演奏で好評を博した。今回も魅力あるボヘミアンサウンドと精緻なアンサンブルを披露する。

聴きどころがたくさんある本コンサート、興味のある方は足を運んでみよう。

■日時・会場:
2017年2月1日(水)午後7時開演 東京Operaシティ コンサートホール
全席指定 S席6,500円 A席5,000円 B席3,500円 

2017年2月3日(金)午後2時開演 横浜みなとみらいホール
全席指定 6,000円 シルバー(65歳以上)5,400円 舞台後方席4,000円

■お問い合わせ・お申し込み
・プレイガイド
2月1日分 東京オペラシティコンサートホール TEL/03-5353-9999
2月3日分 神奈川芸術協会  TEL/045-453-5080
・チケットぴあ TEL/0570-000-407
・ローソンチケット TEL/0570-000-407
・イープラス eplus.jp

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