11.2MHz DSD再生にも対応

スペック、RoonReady対応のネットワークプレーヤー「RMP-X1D」 ー ES9018Sを左右独立で使用

2016/11/25 藤原義孝
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
スペックは、RoonReadyに対応したネットワークプレーヤー「RMP-X1D」を12月1日に発売する。価格は1,000,000円(税別)。

RMP-X1D

本体・電源別筐体のネットワークプレーヤー。UPnPベースのネットワーク再生に加えて、総合音楽再生/管理ソフト「Roon」にも対応。本機はRoonReady対応機として、Roon上の音源を本機から再生することができる。

DACチップにはES9018Sを左右独立で使用。入力信号と完全同期で動作させることで純度の高いアナログ信号が得られるとする。また、RMP-X1D はユーザーが手持ちのDACと接続できるようにデジタルアウト端子も搭載する。

アンダーベースにはスペックのアンプで培った、天然木を用いた構造を採用。バイオリンやチェロに使われるヨーロピアン・スプルースのアンダーベースが筐体の不要な振動を自然に減衰し、音楽性溢れる豊かな音を再現するとしている。また、インシュレーターにはピアノ鍵盤で使用される北海道産イタヤカエデの無垢材をラウンド上に加工して採用した。

アナログ電源部には、ニチコン社製オーディオ用電解コンデンサー『響一(ひびきいち)』を搭載。透明感ある余韻や伸びやかな音色の再現を図ったという。

ハイレゾのポテンシャルを引き出すべく、ノイズ対策に注力したことも特徴。ネットワーク回路とデジタルデコード回路を完全に分離して、アイソレーションされた信号をD/Aコンバーターに送り出すことでデジタル演算のノイズをシャットアウトしている。また、シャーシの内側にはEMCコーティングを塗布して内部の高周波ノイズを低減した。さらに、電源部を別筐体とすることで、トランスからのノイズの遮断も図っている。

フォーマットはPCMがAIFF、WAV、FLAC、Apple Lossless、384kHz/32bitまで対応。352.8kHzと384kHzは非圧縮のみの対応となる。DSDは11.2MHz(dsf.diff)まで対応する。すべてのフォーマットでギャップレス再生に対応するが、フォーマットが異なる曲間にはギャップが入る。

LANを通じたソフトウェアアップデートにより、常に最新の機能と性能にアップデート可能。これにより、同社から機発売の「RMP-X1」もソフトウェアアップデートでRoonに対応する。

アナログ出力にRCA・XLR(2-hot,3-cold)、デジタル出力にRCAを各1系統搭載。
入力はLAN RJ45端子で、クロック入力用にBNC端子(50Ω、10MHz)を1系統搭載する。

外形寸法は本体部が440W×124.5H×386Dmm、電源部が256W×124.5H×372Dmm。質量は本体部が約9.5kg、電源部が約7kg。消費電力は45W。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

関連リンク

新着記事を見る
  • ジャンルネットオーディオプレーヤー
  • ブランドSPEC
  • 型番RMP-X1D
  • 発売日2016年12月1日
  • 価格¥1,000,000(税抜)
【SPEC】●出力端子:アナログ…RCA・XLR(2-hot,3-cold)×各1、デジタル…RCA×1 ●入力端子:LAN RJ45端子、BNC端子(50Ω、10MHz)×1 ●消費電力:45W ●外形寸法:本体部…440W×124.5H×386Dmm、電源部…256W×124.5H×372Dmm ●質量:本体部…約9.5kg、電源部…約7kg